2022/02/26 開催 茨城県 稲敷郡 阿見町立阿見第一小学校
地域安全MAP教室レポート with 茨城県稲敷郡 阿見第一小学校(2022/2/26 開催)
2月26日(土)にオンラインで『Challenge Stories 地域安全MAP教室 powered by 東京海上日動 × JFN × だいじょうぶキャンペーン』を開催しました。実施に協力して頂いたのは、茨城県稲敷郡阿見町立阿見第一小学校です。
霞ヶ浦を望み、牛久の大仏へは車で10分ほど。町内にはアウトレットモールもある、首都圏のベッドタウンです。
コロナ禍ということで、今回の地域安全MAP教室はオンラインで開催。司会は私、フリーアナウンサーの古賀涼子が務めました。参加してくれた生徒さんたちと同じ年齢の息子がいる立場でもあります。
開始とともに画面に映し出された生徒たちの顔は、少し緊張気味。でも、地域安全MAP発案者の立正大学小宮信夫教授が宇宙人姿で画面上に現れると、すっかりリラックスした雰囲気に!大きな声で次々と発言をしてくれました。私もくすくす笑いつつ、生徒たちとともに自然と学びのモードに入っていきます。
まずは、危険な人(犯罪者)はどうやって区別するのかのお話。ついつい、この人は目つきや挙動が怪しい…と見た目で判断しがちですが、「人は嘘をつく」という小宮先生のお話にドキッ。確かに、犯罪のニュースなどを見ていると「あの人がこんなことをするなんて…」というインタビューも目にしますね。一方で「景色は嘘をつかない」と小宮先生。安全か危険かは、「人」でなく「景色」を見て判断しなくてはならない事実に、私も出来ていなかったなと反省しきりです。
「入りやすい場所」「見えにくい場所」。
危険な場所となり得るこの2つのキーワードを頭に入れつつ、Google Earthで阿見第一小学校の通学路を歩いてみると…生徒たちから、ここは危ない!ここは大丈夫!と、的確な発言が返ってきました。大人の私はつい邪推してしまったり、逆に甘くみてしまったり。むしろ生徒たちの方が、素直な目で地域を見つめている様子が伝わってきます。普段その地域で生活していても気づかなかった/覚えていなかった細かい箇所までしっかり映像で確認できるのも、オンラインの良いところです。70キロ以上離れた阿見町ですが、小宮先生や生徒さんたちみんなで通学路を一緒に歩いているような気持ちになりました。
そして、生徒の一人が投げかけた「ここは危険かもしれない」という場所にみんなでGoogle Earth上で行ってみると…確かに入りやすくて見えにくく、人通りも少ない!こどもが一人で夕暮れや夜に歩いていると、かなり危なそうな場所です。通学路でもこんな場所があることを知り、母としてまたドキッ。息子の通学路も改めて確認しようと決心しました。
最初は恐る恐る発言していた生徒たちも、教室が終わる頃には自信を持って「安全」「危険」が判断できるようになり、本当に頼もしく感じました。
本来なら危険な場所なんてひとつもあって欲しくない。でもそれが難しい中、一人でも多くの子どもが見極める「目」を持つことで、子ども自身だけでなく、友達や家族の安全、ひいては地域全体の安全を作り出せる。私はそんなことを思いました。
子どもは立派な地域の一員!この「目」がますます広がり、たくさんの安全へとつながっていくことを願ってやみません。