2015/11/14 開催 愛媛県 松山市 伊台小学校
「地域安全MAP教室」レポート in 松山市 (2015/11/14 開催)
2015年度2回目の『Challenge Stories 地域安全MAP教室 powered by 東京海上日動 × JFN × だいじょうぶキャンペーン』を11月14日(土)に愛媛県松山市で開催しました!
今回の開催小学校は、松山市立伊台小学校。
松山市内からは車で20分の場所にあり、ベッドタウンとして発展著しく、有名な道後温泉にほど近い自然に恵まれた場所にあります。
広い校庭には土俵がある珍しい学校でした。
松山市では小学校に土俵がある所が多いそうですよ。
この小学校の児童19名と、小さなお子さまを含むご家族の皆さま、総勢31名に参加して頂きました。
前日は、松山市内は大雨で、実施が出来るか不安もありましたが、当日は皆さまの願いが通じたのか、イベント中は雨が降ること無く、晴れ間もみえ、無事に実施する事が出来ました。
午前中は「地域安全マップ指導者養成講座」。
「地域安全マップ指導者養成講座」とは、立正大学の小宮信夫教授が考案した「地域安全マップ」の取り組み方法を、子どもたちに教えることが出来る指導者の育成を目的とした講座です。
今回はこの「地域安全マップ指導者養成講座」を東京海上日動火災保険の松山支社と愛媛支店業務グループの社員、そして地元の保険代理店の方が受講しました。
小宮教授は、「犯罪機会論に基づく日本の防犯対策は、世界的に見てもまだまだ定着しておらず、実際に犯罪被害者になりうる児童たちに広く学んでもらうには、正しい知識を持った大人たちが地域で活動することが大切です。
このイベントは児童達の学びの場であると同時に、正しい知識を地域で広めていく大人たちを育成する場でもあります。」と、受講者へ地域安全マップ教室の重要性や目的をお話しされました。
参加した東京海上日動火災保険の社員や保険代理店の方の中には、3年前に伊予郡松前町で実施した地域安全MAP教室に参加された方も数名いました。
また、お子さまをお持ちの方が多くおり、親の立場として、小宮教授からの学びを、学校の周りだけでなく、自分たちが住んでいる地域、そして、子どもから大人までどのように伝えるのか、非常に高い意識と関心をもって小宮教授の講義を受けていました。
講義は、松山市出身の秋山好古・真之兄弟と正岡子規の三人を軸に展開する歴史小説「坂の上の雲」の話を交えた松山ならではのお話からスタート。
続けて、防犯対策を考えるにあたり、もし自分が犯罪者ならばどのような行動を起こすかなどについて、犯罪者の視点に立って参加者それぞれが考え、小宮教授とのトークセッションが繰り広げられました。
小宮教授が提唱する犯罪が起こりやすい場所を示す2つのキーワード「入りやすい」「見えにくい」という考え方について、小宮教授が挙げる事例を真剣に聞きながらメモをとっている姿が印象的でした。
講義の後は伊台小学校周辺のフィールドワークへ出発です。
5つの班に分かれ、毎回各会場で協力してくれるNPO法人「地域安全マップ協会」のスタッフと一緒に、「入りやすい」「見えにくい」というキーワードを基に、小学校周辺を確認して周ります。
普段は何も気にせず歩いている場所でも、意識を変えると危険な所が沢山潜んでいる事が解ります。
伊台小学校の周りは、公園は近くにはありませんが、細い一本道や沢、人が住んでいない家、大きな倉庫などが多くあり、好奇心旺盛な子どもたちが出入りしやすい場所は多く見られました。
午後の「地域安全MAP教室」で指導者役を担う大人たちは様々な場所で立ち止まり、「ここは入りやすい?入りにくい?」、「見えやすい?見えにくい?」とお互いに話し合う姿がたくさん見かけられました。
フィールドワークから戻ってきたあとは、各班ごとに復習や作戦会議、そして小宮教授への質疑応答を実施。
最後に小宮教授から一人一人に受講修了証が手渡されると、皆さん自然と笑顔がこぼれていました。
お昼を過ぎて、「地域安全MAP教室」に参加する児童たちが続々と集まってきます。
最初は不安そうにしていた児童たちでしたが、着席するとすぐにお話をし始めて、スタッフに学校の事などを教えてくれました。
そしてお昼1時からいよいよ「地域安全MAP教室」のスタートです。
今回、2013年に松前町で実施したイベントにも参加した「ヒシイミチコ」さんが司会を担当しました。
まずは、東京海上日動火災保険の社員・保険代理店の皆さんと参加者との元気な挨拶から始まりました。
皆さん、参加者の児童たちに明るく声をかけ、とても和やかな雰囲気です。
さて、小宮教授の講義が始まりました。
今回参加してくれた児童は兄弟、姉妹が多く、一番小さなお子様は3歳の子もいました。
小さい子から高学年にもやさしく解りやすく、面白い授業が展開されていきます。
参加者の集中力をさらに上げるため、パソコンを使って動きのある講座を展開していきます。
動画の中にはクイズもあり、小宮教授が「このクイズ、解る人?」と問いかけると児童たちは元気いっぱいに手を挙げて問題に答えていました。
少し難しい問題が出た時は手を上げる子どもたちは少なかったのですが、3歳の子が手をあげ、失敗に恐れずチャレンジしている姿は「僕も講義に参加しているんだ」という意欲が見られ、小宮教授からも絶賛されていました。
クイズ形式の「入りやすい」「見えにくい」場所を当てるゲームの時には、子どもたちは前のめりになるほど真剣な顔付きで画面を見て、手を挙げていました。
「間違っても、今回で覚えればいい。考える事、間違いを恐れずに挑戦する事が大事なんだよ」と小宮教授はやさしく教えてくれました。
約50分間の講義もあっと言う間に終了です。
次は、講義で学んだ内容を実践する「フィールドワーク」のスタートです!
午前中に指導者養成講座を受講し、修了証を受け取った東京海上日動火災保険の社員と地元保険代理店の皆さんが指導者となり、児童と一緒に5つの班に分かれて「入りやすい」「見えにくい」というキーワードに照らし合わせて小学校周辺を確認して周ります。
参加者は年齢が近いグループで分かれていて、指導者は、それぞれの学年にあった言葉で児童たちに説明していきます。
指導者は様々な場所で立ち止まり、「この場所はどんな場所?見えにくい?入りやすい?」と問いかけると、元気いっぱいにしっかりと、理由も含め答えていました。
指導者からの質問がない場所でも「ここは危ないよ」と自分たち自身で景色を見て発言している姿も見られました。
児童たちは普段使用している場所も違う見方が出来、指導者と楽しそうに会話をしながら、2つのキーワードに基づく「危ない場所」「安全な場所」の写真を撮っていきました。
フィールドワーク中、近所のお家から出てきた方や歩いている方から、児童たちに対して「なにをしているのかな?」と何度も尋ねられる光景があり、この地域にお住まいの方は子どもたちの行動に非常に関心を持たれ、子どもたちを「危険から守る」姿勢が強く見受けられ、小宮教授も「良い大人が住んでいて素晴らしい」とおっしゃっていました。
フィールドワークから戻ってきたら、早速マップづくりに挑戦です。
大きな白地図に先程のフィールドワークで撮影した写真を貼り付け、児童と指導者が一緒になって「ここはどんな場所だった?」「入りやすい場所だったね」と各場所がどのような所だったのか確認を取りながら「危険な場所」「安全な場所」の理由を地図に記入をしていきます。
そして伊台小学校周辺の地域安全マップが完成です!!
最後に小宮教授から今回の講義のまとめとして「入りやすい」「見えにくい」というキーワードに沿って「どうしたら犯罪に巻き込まれないか?」「人を見るのでは無く、景色を見るんだよね」と地域安全マップ協会のスタッフの実演を交えて再確認をし、講義は終了です。
『Challenge Stories 地域安全MAP教室 powered by 東京海上日動 × JFN × だいじょうぶキャンペーン』
に意欲的に取り組んで頂きました児童の皆さん、保護者の皆さま、先生方、有難うございました!
今回学んだ事を実際に毎日の生活に役立てて頂き、お友達にも広めて頂けると幸いです。
~~~~今回参加頂いた東京海上日動火災保険の代理店の皆様~~~~
株式会社東海日動パートナーズ松山
株式会社ミック
有限会社コンパス
有限会社S・L・C
てくのインシュアランス株式会社
株式会社アイル・ラムシア
株式会社ライフプロテクト
2015年度2回目の『Challenge Stories 地域安全MAP教室 powered by 東京海上日動 × JFN × だいじょうぶキャンペーン』を11月14日(土)に愛媛県松山市で開催しました!
今回の開催小学校は、松山市立伊台小学校。
松山市内からは車で20分の場所にあり、ベッドタウンとして発展著しく、有名な道後温泉にほど近い自然に恵まれた場所にあります。
広い校庭には土俵がある珍しい学校でした。
松山市では小学校に土俵がある所が多いそうですよ。
この小学校の児童19名と、小さなお子さまを含むご家族の皆さま、総勢31名に参加して頂きました。
前日は、松山市内は大雨で、実施が出来るか不安もありましたが、当日は皆さまの願いが通じたのか、イベント中は雨が降ること無く、晴れ間もみえ、無事に実施する事が出来ました。
午前中は「地域安全マップ指導者養成講座」。
「地域安全マップ指導者養成講座」とは、立正大学の小宮信夫教授が考案した「地域安全マップ」の取り組み方法を、子どもたちに教えることが出来る指導者の育成を目的とした講座です。
今回はこの「地域安全マップ指導者養成講座」を東京海上日動火災保険の松山支社と愛媛支店業務グループの社員、そして地元の保険代理店の方が受講しました。
小宮教授は、「犯罪機会論に基づく日本の防犯対策は、世界的に見てもまだまだ定着しておらず、実際に犯罪被害者になりうる児童たちに広く学んでもらうには、正しい知識を持った大人たちが地域で活動することが大切です。
このイベントは児童達の学びの場であると同時に、正しい知識を地域で広めていく大人たちを育成する場でもあります。」と、受講者へ地域安全マップ教室の重要性や目的をお話しされました。
参加した東京海上日動火災保険の社員や保険代理店の方の中には、3年前に伊予郡松前町で実施した地域安全MAP教室に参加された方も数名いました。
また、お子さまをお持ちの方が多くおり、親の立場として、小宮教授からの学びを、学校の周りだけでなく、自分たちが住んでいる地域、そして、子どもから大人までどのように伝えるのか、非常に高い意識と関心をもって小宮教授の講義を受けていました。
講義は、松山市出身の秋山好古・真之兄弟と正岡子規の三人を軸に展開する歴史小説「坂の上の雲」の話を交えた松山ならではのお話からスタート。
続けて、防犯対策を考えるにあたり、もし自分が犯罪者ならばどのような行動を起こすかなどについて、犯罪者の視点に立って参加者それぞれが考え、小宮教授とのトークセッションが繰り広げられました。
小宮教授が提唱する犯罪が起こりやすい場所を示す2つのキーワード「入りやすい」「見えにくい」という考え方について、小宮教授が挙げる事例を真剣に聞きながらメモをとっている姿が印象的でした。
講義の後は伊台小学校周辺のフィールドワークへ出発です。
5つの班に分かれ、毎回各会場で協力してくれるNPO法人「地域安全マップ協会」のスタッフと一緒に、「入りやすい」「見えにくい」というキーワードを基に、小学校周辺を確認して周ります。
普段は何も気にせず歩いている場所でも、意識を変えると危険な所が沢山潜んでいる事が解ります。
伊台小学校の周りは、公園は近くにはありませんが、細い一本道や沢、人が住んでいない家、大きな倉庫などが多くあり、好奇心旺盛な子どもたちが出入りしやすい場所は多く見られました。
午後の「地域安全MAP教室」で指導者役を担う大人たちは様々な場所で立ち止まり、「ここは入りやすい?入りにくい?」、「見えやすい?見えにくい?」とお互いに話し合う姿がたくさん見かけられました。
フィールドワークから戻ってきたあとは、各班ごとに復習や作戦会議、そして小宮教授への質疑応答を実施。
最後に小宮教授から一人一人に受講修了証が手渡されると、皆さん自然と笑顔がこぼれていました。
お昼を過ぎて、「地域安全MAP教室」に参加する児童たちが続々と集まってきます。
最初は不安そうにしていた児童たちでしたが、着席するとすぐにお話をし始めて、スタッフに学校の事などを教えてくれました。
そしてお昼1時からいよいよ「地域安全MAP教室」のスタートです。
今回、2013年に松前町で実施したイベントにも参加した「ヒシイミチコ」さんが司会を担当しました。
まずは、東京海上日動火災保険の社員・保険代理店の皆さんと参加者との元気な挨拶から始まりました。
皆さん、参加者の児童たちに明るく声をかけ、とても和やかな雰囲気です。
さて、小宮教授の講義が始まりました。
今回参加してくれた児童は兄弟、姉妹が多く、一番小さなお子様は3歳の子もいました。
小さい子から高学年にもやさしく解りやすく、面白い授業が展開されていきます。
参加者の集中力をさらに上げるため、パソコンを使って動きのある講座を展開していきます。
動画の中にはクイズもあり、小宮教授が「このクイズ、解る人?」と問いかけると児童たちは元気いっぱいに手を挙げて問題に答えていました。
少し難しい問題が出た時は手を上げる子どもたちは少なかったのですが、3歳の子が手をあげ、失敗に恐れずチャレンジしている姿は「僕も講義に参加しているんだ」という意欲が見られ、小宮教授からも絶賛されていました。
クイズ形式の「入りやすい」「見えにくい」場所を当てるゲームの時には、子どもたちは前のめりになるほど真剣な顔付きで画面を見て、手を挙げていました。
「間違っても、今回で覚えればいい。考える事、間違いを恐れずに挑戦する事が大事なんだよ」と小宮教授はやさしく教えてくれました。
約50分間の講義もあっと言う間に終了です。
次は、講義で学んだ内容を実践する「フィールドワーク」のスタートです!
午前中に指導者養成講座を受講し、修了証を受け取った東京海上日動火災保険の社員と地元保険代理店の皆さんが指導者となり、児童と一緒に5つの班に分かれて「入りやすい」「見えにくい」というキーワードに照らし合わせて小学校周辺を確認して周ります。
参加者は年齢が近いグループで分かれていて、指導者は、それぞれの学年にあった言葉で児童たちに説明していきます。
指導者は様々な場所で立ち止まり、「この場所はどんな場所?見えにくい?入りやすい?」と問いかけると、元気いっぱいにしっかりと、理由も含め答えていました。
指導者からの質問がない場所でも「ここは危ないよ」と自分たち自身で景色を見て発言している姿も見られました。
児童たちは普段使用している場所も違う見方が出来、指導者と楽しそうに会話をしながら、2つのキーワードに基づく「危ない場所」「安全な場所」の写真を撮っていきました。
フィールドワーク中、近所のお家から出てきた方や歩いている方から、児童たちに対して「なにをしているのかな?」と何度も尋ねられる光景があり、この地域にお住まいの方は子どもたちの行動に非常に関心を持たれ、子どもたちを「危険から守る」姿勢が強く見受けられ、小宮教授も「良い大人が住んでいて素晴らしい」とおっしゃっていました。
フィールドワークから戻ってきたら、早速マップづくりに挑戦です。
大きな白地図に先程のフィールドワークで撮影した写真を貼り付け、児童と指導者が一緒になって「ここはどんな場所だった?」「入りやすい場所だったね」と各場所がどのような所だったのか確認を取りながら「危険な場所」「安全な場所」の理由を地図に記入をしていきます。
そして伊台小学校周辺の地域安全マップが完成です!!
最後に小宮教授から今回の講義のまとめとして「入りやすい」「見えにくい」というキーワードに沿って「どうしたら犯罪に巻き込まれないか?」「人を見るのでは無く、景色を見るんだよね」と地域安全マップ協会のスタッフの実演を交えて再確認をし、講義は終了です。
『Challenge Stories 地域安全MAP教室 powered by 東京海上日動 × JFN × だいじょうぶキャンペーン』
に意欲的に取り組んで頂きました児童の皆さん、保護者の皆さま、先生方、有難うございました!
今回学んだ事を実際に毎日の生活に役立てて頂き、お友達にも広めて頂けると幸いです。
~~~~今回参加頂いた東京海上日動火災保険の代理店の皆様~~~~
株式会社東海日動パートナーズ松山
株式会社ミック
有限会社コンパス
有限会社S・L・C
てくのインシュアランス株式会社
株式会社アイル・ラムシア
株式会社ライフプロテクト