2011/11/05 開催 岩手県 遠野市 「子ども未来図書」
Human Conscious Act ~LOVING HOME CAMPAIGN~ in 岩手
「子ども未来図書」
朝のワイド番組「クロノス」と共同で行った、「子ども未来図書」プロジェクトが11月5日(土)、6日(日)に行われました。
今回の企画は全国から集まった本、そして本を通じた想いを東日本大震災の被災地の
子どもたちへ届けるプロジェクト。
10月から「クロノス」、そして「東京海上日動ROUTE38~LOVING HOME~」それぞれの番組内で募集を始め、全国のリスナーの皆様から本当にたくさんの本を送って頂きました。
皆さん、本当にありがとうございました!
11月5日(土)、皆さんの想いを乗せた「子ども未来図書」プロジェクト出発!
今回はクロノスのパーソナリティ高橋万里恵さんが現地レポーターを務めます。
まずは、被災地の図書館復興に向け支援を行う拠点である、
岩手県遠野市の遠野文化研究センターに伺いました。
ここでは前日から2日間に渡り、東京海上グループの社員及び東京海上日動の代理店の皆さんにボランティア参加して頂き、全国から献本された約22万冊に上る書籍の整理や復元作業を行いました。
この日は15名がボランティアとして参加。
大阪府や愛媛県など遠方からもボランティアに参加されました。
ボランティアの皆さんにお話を伺いました。
「以前大船渡の支社で働いていたので、岩手への恩返しに少しでも役立てたらと思って」
「贈って頂いた方の想いを運ぶお手伝いができると思うだけで心が温かくなります」
女性では「力仕事はなかなか難しいけれど、こういったできる形で何か役に立ちたかった」
など、皆さん様々な想いを持って参加頂きました。
同じ場所で神奈川大学などから大学生も継続的にボランティアとして参加しています。
献本された22万冊のうち、登録作業を終えたのはまだ7万冊。
この場所では東京海上日動が今後もボランティア活動を継続していきますが、ボランティアでの参加をご希望される方は「遠野まごころネット」にご連絡下さい。
その後、震災による津波で甚大な被害のあった岩手県大槌町へ。
ここでは多くの家屋が津波に流され、今も仮設住宅で生活を送る方がたくさんいらっしゃいます。
今回は大槌第5仮設団地内の集会所に伺いました。
近くに住む子どもたちが集まってくるとすぐに賑やかになりました。
本を入れる棚にまずは思い思いの絵を描いてもらいます。
好きなヒーローや動物、アニメキャラなど、集中して書く子どもたち。
誰かの絵を見てみんなで笑っては、またみんなで絵を描き・・
みんなで楽しみながら本棚を仕上げていきました。
お絵かきの次は、送って頂いた本の中にあった「みかんアート」を皆で実践。
みかんアートとは、みかんの皮のむき方によって、色んな形を作る遊びです。
これが大盛況。ご近所のおばあちゃん達も入って、皆でみかんの皮を使い、ウサギや猿、馬など動物の形を作っていきます。
スタッフも一緒になって、皆でみかんアートを作りました。
今度は高橋万里恵さんによる絵本のよみきかせ。
真剣に話を聞く子供達。
そして最後は子ども未来図書の設置です。
皆さんから送って頂いた本を棚に入れていきます。
大橋マキさんからのメッセージ入りの本やサッカーの澤穂稀選手や長谷部誠選手から寄贈頂いた本なども本棚に入っています。
“Human Conscious Act~LOVING HOME CAMAPIGN~”のプレートを飾って出来上がり!
みんなで記念撮影。
これから東北は寒さが厳しくなります。
外で遊べない時は、ここにある本を読んで少しでも楽しい時間を過ごしてもらいたいと
願っています。
Human Conscious Act ~ LOVING HOME CAMPAIGN ~ in 岩手
「子ども未来図書」プロジェクト、いかがでしたか?
この翌日、「子ども未来図書」プロジェクトで宮城県名取市に向かいました。
宮城県でのプロジェクトレポートも是非ご覧下さい。