アレンジの脇役というイメージの強いかすみ草ですが、最近ではかすみ草だけのブーケやアレンジが結婚式やディスプレイで人気となっています。生花やドライにして、その魅力を多彩に楽しんではいかがでしょう。
毎月の花をご紹介する「マンスリーフラワー」。今月は、初夏に小さな白い花を無数に咲かせるかすみ草のアレンジをご紹介します。
かすみ草オンリーの生花アレンジ
清楚で小さな白い花、かすみ草。7月7日の七夕は「かすみ草の日」なのをご存知ですか。小さな白い花が夜空に煌めく無数の星に似ていて、それが天の川をイメージさせることから、この記念日が生まれました。かすみ草は、ヨーロッパから西アジアの原産で、日本には明治後期から大正初期に持ち込まれました。無数に咲く白い花が春の霞に似ていることから、かすみ草と名付けられたのだそうです。
英語の名前は「Baby's breath(赤ちゃんの吐息)」。花言葉も「清らかな心」「無邪気」であり、かすみ草には誰もが清々しさを感じます。地場の花の開花期は6月からと、まさに初夏を飾る花。かすみ草はどんな花とも相性が良く、アレンジの脇役に使われることが多いですが、旬のこの時期には、かすみ草オンリーのアレンジはいかがでしょう。できるだけさりげない形の花器やガラスの器に、たっぷりの水で飾るのがおすすめです。夜、お部屋に帰った時、まるでお部屋の中のミルキーウェイのような雰囲気が楽しめますよ。
かすみ草オンリーの生花アレンジ
かすみ草のドライフラワーアレンジ
かすみ草はとてもドライにしやすい花で、ドライにした後も生花さながらの色や姿が楽しめます。水気を切って麻ひもで縛り、壁やドアに吊るしておけば10日ほどでドライフラワーになります。
かすみ草は吊るしてドライフラワーに
お気に入りの容器に入れて飾るのはもちろんですが、少し工夫すれば、素敵なインテリアになります。まずは、ドライフラワーにしたかすみ草を短くカットして、お気に入りのフレームにテープで留めたフレームアレンジ。写真と並べて棚に置いたり、絵と一緒に壁に掛けたりして飾りましょう。
かすみ草のドライフラワー フレームアレンジ
また、ドライフラワーにしたかすみ草をカットし、ハーバリウム用の小瓶に詰めるだけで、おしゃれに。小ぶりなサイズの瓶は、どこにでも置けますし、複数並べてもインテリアとして引き立ちます。
かすみ草のドライフラワー ガラス瓶アレンジ
お花屋さんでいつも見かけるかすみ草ですが、実は多種多様なものが1年中入れ替わり育てられているそうです。小さな花の表情に気を配ると、種類によって大きさや色も微妙に違うことに気づかされます。アレンジやドライフラワーで、愛らしいかすみ草をもっと身近に感じてみませんか。
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