いっぱいに開いたガーベラの鮮やかな花の色や姿は、春らしさの象徴です。飾るとぱっとお部屋が華やかになり、気持ちを元気に明るくしてくれます。
毎月の花をご紹介する「マンスリーフラワー」。今月は、希望と輝きに満ち溢れた春の花、ガーベラのアレンジをご紹介します。
希望の花、ガーベラ
お花屋さんでは1年中目にするお馴染みの花、ガーベラですが、一番よく出回るのは3月から5月。花言葉は「前進」「希望」で、まさに春にふさわしいメッセージが込められた花です。今の時期、お花屋さんに並ぶ旬のものは、色も鮮やかで花持ちがよく、種類も豊富に揃っています。
ガーベラを長もちさせるコツは、水替えと切り戻し。水を替える時には、茎も切り直しましょう。茎の切り口の色が変わって傷んだところを、水中でカットすると、水揚げが良くなります。ガーベラを飾る場所は、窓辺の強い直射日光を避けて、お部屋の中でも涼しめの場所に置くようにしましょう。花より茎の部分が傷みやすいので、水の量は控えめに調整し、こまめに替えることも長もちさせるポイントです。
ガーベラの魅力を楽しむ2つのアレンジ
まずは、シンプルな白の花瓶を使ったアレンジをご紹介します。赤みを帯びたオレンジと、春らしいピンクのガーベラを組み合わせました。すっと伸びた茎と花の色の鮮やかさが際立つアレンジです。
花の部分をよく見ると花芯の部分は黒や茶色になっていることにお気付きでしょうか。この花芯の部分の濃い色が、鮮やかな花びらの中でワンポイントとなって、アレンジを引き締めてくれます。カーベラは、大きさや色、咲き方の種類がとても豊富。細長い花びらが水平に広がった一重咲きのものや、花びらが重なって菊のように咲く八重咲きのものなどを取り混ぜて、アレンジしても楽しめます。皿状の花器にオアシスを置いて水を含ませ、その周りに茎を短くしたガーベラを差してゆくと、お花のドームが出来上がります。好きな色と好きな大きさで自由に作れるアレンジですが、黄色や山吹色の花を入れると、他の色と調和がとれ、馴染みやすくなります。色とりどりのガーベラがケーキのように見えてくる、カラフルで楽しいアレンジです。
新生活が始まる4月。希望の花、ガーベラをお部屋に飾って、毎日をいきいきと過ごしてください。
TOKYO FM
「ONE MORNING」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。
また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送している
ノエビア「Color of Life」。4月6日は、女優の常盤貴子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。
アレンジ 市村美佳子(緑の居場所デザイン)
http://www.midorinoibasho.jp/