寒さが本格的になってきました。こんなときこそ朝ごはんをしっかり食べて、元気に出かけましょう。野菜やフルーツを彩りよく盛り付けたオープンサンドは、朝が楽しみになる朝食メニューです。
「野菜」や「ハーブ」を使ったメニューや楽しみ方を"食のプロ"に教えていただく「ボタニカル・レシピ」。今回は野菜やフルーツを飾ったボタニカルオープンサンドレシピを、料理研究家の上島亜紀先生に教えていただきます。
キウイフルーツでつくるバラのフレッシュオープンサンド
キウイフルーツは「フルーツの王様」と呼ばれるほど栄養価が高い果物。美肌と疲労回復に役立つビタミンC、腸内環境を整える食物繊維、むくみを予防するカリウムなど、女性にうれしい栄養素がぎゅっとつまっています。さらに、キウイフルーツをスライスして重ねていくと、綺麗なバラの花をつくることもできます。ミントで葉っぱのイメージを作り、ブルーベリーをアクセントに散らすと、小さなバラの庭が食卓に出来上がりますよ。
キウイフルーツでつくるバラのフレッシュオープンサンド
<キウイフルーツでつくるバラのフレッシュオープンサンド>
■材料(2人分)
・食パン(6枚切り) … 1枚
・キウイ(緑・黄色) … 各1/2個
・ブルーベリー … 6〜8個
・ミントの葉 … 数枚
・マスカルポーネ … 50g
・メイプルシロップ … 大さじ1/2
■作り方
1. 食パンにマスカルポーネを塗る。
2. キウイは端を落とし皮を剥いて、縦半分に切り、その半分を横に2?幅にスライスする。キウイのスライスを皿やまな板の上でスライドさせながらずらし、巻いてまとめてバラの花の形に整える。
3. 1に2をきれいに並べ、隙間にブルーベリーとミントを飾り、メイプルシロップをかけて艶感を出して出来上がり。
ミニトマトのフレッシュオープンサンド
朝に摂りたい野菜の一つがミニトマト。100gあたりのリコピン含有量を比べると、トマトの210mgに比べて、ミニトマトは290mgも含まれています。リコピンは血流を改善するのにも役立つといわれていますので、急に肌寒くなるこれからの季節におすすめ。ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富で、脂肪を燃やす作用のあるリノール酸も含んでいますので、女性にうれしい野菜ですね。可愛いミニトマトを色鮮やかに飾ったフレッシュオープンサンドは、元気をたくさんいただける、おすすめ朝メニューです。
ミニトマトのフレッシュオープンサンド
<ミニトマトのフレッシュオープンサンド>
■材料(2人分)
・食パン(6枚切り) … 1枚
・きゅうり … 1/3本
・ラディッシュ … 1個
・プチトマト(赤・黄色) … 各2個
・オリーブオイル … 小さじ1
・ハーブソルト … 少々
A
・ゆで卵 … 1個
・マヨネーズ … 大さじ1/2
・水切りヨーグルト … 大さじ1/2
・ハーブソルト … 小さじ1/4〜1/3
■作り方
1. ゆで玉子をフォークで細かく潰し、Aの調味料を入れてよく混ぜる。
2. 食パンに1を塗る。
3. きゅうり、ラディッシュ、プチトマト(赤・黄色)を薄くスライスし、食パンに彩りよく縦に並べる。
4. 仕上げにハーブソルトを全体にかけ、オリーブオイルをかけて出来上がり。
フレッシュオープンサンドは、朝の忙しい時間にも手軽に作れる、朝食の強い味方。野菜やフルーツがたっぷりで満足感が得られるため、サンドイッチよりもカロリーが気になりません。小さくカットしてお皿に並べれば、これからのパーティーシーズンにもぴったり。ぜひチャレンジしてください。
TOKYO FM
「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。
また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送している
ノエビア「Color of Life」。11月17日は、作家、エッセイストの下重暁子さんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。
調理監修 上島亜紀
料理家。パン講師、食育アドバイザー、ジュニアアスリートフードマイスター取得。簡単に作れる家庭料理からおもてなし料理まで、幅広く提案。主宰する料理教室「A's Table」では、楽しくて美しいおもてなし料理を、不定期開催の子どもの料理教室「Chanto!Chanto!」では、作ること、食べてもらうことの楽しさを伝えている。著書は、『はじめてでもおいしくできる 梅干し・梅レシピの基本』(朝日新聞出版 共著)など多数。最新刊は、『無水調理からパンまで何度も作りたくなるストウブレシピ』(ナツメ社)。