ジメジメした天気が続くと、心も身体も元気を失いがち。そんな時はレモンをたっぷり使ったデザートやドリンクはいかがでしょう。ビタミンCを補給して、酸っぱい刺激でリフレッシュ。元気をいただけますよ。
「野菜」や「ハーブ」を使ったメニューや楽しみ方を“食のプロ”に教えていただく「ボタニカル・レシピ」。今回はレモンをたっぷり使ったデザートとドリンクを、料理研究家の上島亜紀先生に教えていただきます。
レモンとミントのグラニテ
コース料理の途中やデザートとして供されるシャーベット状の氷菓子が「グラニテ」。料理の口直しに使われるだけあって、さわやかな味とシャリシャリとした冷たい食感が魅力です。今回のレシピは、搾りたてのレモンの果汁を使ったグラニテ。横半分に切ったレモンの中にフォークを入れて、果肉の中を回すようにすると上手にたっぷりと果汁を搾ることができます。また、レモンは触ってみて果肉の弾力が感じられるものを選ぶと、中には果汁がたっぷり詰まっています。フレッシュミントと組み合わせれば、いっそうさわやかでリフレッシュできますよ。
レモンとミントのグラニテ
<レモンとミントのグラニテ>
■材料(2人分)
国産レモン(無農薬、減農薬)スライス … 2枚
フレッシュミント … 2枝
はちみつ … 大さじ4
国産レモン(無農薬、減農薬)搾り汁 … 1個分
ゼラチン … 5g
リキュール(キルシュなど) … お好みで少々
■作り方
1. ボウルに、はちみつ、レモン汁、水100mlを入れよく混ぜる。
2. 小鍋に100mlの水を沸騰させ火から下ろし、ゼラチンを入れてよくかき混ぜ、1に手早く混ぜ、ミントの葉のみじん切り、お好みでリキュールを加え更に混ぜる。
3. 2を保存袋に入れバットにのせて冷凍庫で40分凍らせ、手揉みでほぐす。また凍らせ、ほぐすことを2回繰り返す。
4. 3を器に入れ、レモンのスライスとミントを飾る。
自家製レモンスカッシュ
レモンの果汁だけでなく、レモンそのものもたっぷり入ったレモンスカッシュです。中に入れるくし切り状のレモンは、果肉に付いた白い部分を削ぐように切りとっておくと、レモン果汁のよりすっきりとした味が楽しめます。また、レモンを凍らせておくことで、氷代わりに。レモンが溶けてきたら、レモンを混ぜたり少し押したりしてコップの中で果肉をほぐすと、最後までレモンの味がしっかり味わえます。
レモンスカッシュ
<レモンスカッシュ>
■材料(2人分)
国産レモン(無農薬、減農薬) … 2個
炭酸水(強めのもの) … 500ml
リキュール … お好みで少々
メイプルシロップ … 大さじ2
■作り方
1. レモンは8等分にくし切りし、冷凍する。
2. グラスに1、少量のリキュール、メイプルシロップを入れ、炭酸水を加える。
3. レモンを崩しながらいただく。
暑さや運動で体内に溜まった乳酸を分解してくれるクエン酸や、ビタミンCが豊富なレモン。レモンを使ったデザートやドリンクで、季節の変わり目を元気に乗り切りましょう。
TOKYO FM
「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。
また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送している
ノエビア「Color of Life」。6月16日は、トータルビューティークリエイターの川邊サチコさんを迎えてお届けします。どうぞ、お聞き逃しなく。
調理監修 上島亜紀
料理家。パン講師、食育アドバイザー、ジュニアアスリートフードマイスター取得。簡単に作れる家庭料理からおもてなし料理まで、幅広く提案。主宰する料理教室「A's Table」では、楽しくて美しいおもてなし料理を、不定期開催の子どもの料理教室「Chanto!Chanto!」では、作ること、食べてもらうことの楽しさを伝えている。著書は、『はじめてでもおいしくできる 梅干し・梅レシピの基本』(朝日新聞出版 共著)など多数。