2月14日は St.Valentine's Day。世界中で「愛や感謝を伝える日」として知られています。女性から男性に限らず、男性から女性へ、女性から女性へ、そして自分自身へ。感謝を伝える日として活用してみてはいかがでしょうか。
植物に関しての名著や、写真集、そしてグッズなどをご紹介するボタニカルブックス&グッズ。今回は、バレンタインに贈りたい、「花」をモチーフにしたアクセサリーの魅力をご紹介します。
St.Valentine's Dayは花で感謝を伝える日
2月14日は St.Valentine's Day(セントバレンタインデー)。古代ローマのキリスト教司祭・聖ウァレンティヌス(聖バレンタイン)にちなんだ「愛の誓いの日」です。日本では女性が男性にチョコレートを贈る日となっていますが、ヨーロッパやアメリカでは、この日は男性から女性へ花やアクセサリーをプレゼントとして贈るのが一般的。「大切な人に愛や感謝を伝える日」として定着しています。この日、一番大事なものが「花」。デートや食事の場所に花束持参で行ったり、できるだけ早く彼女に花を届けようと、女性の働く職場に花束を送る男性も多く、ニューヨークのオフィスビルには、この日、朝から多くの花が届けられるそうです。また、ヨーロッパではメッセージカードに感謝の気持ちを書いて送る習慣も。2月14日は、男性女性を問わず、日頃、相手を大切に思う気持ちを花で伝えてみてはいかがでしょうか? 定番はバラですが、実はこの2月は1年中で花屋さんに並ぶ花の種類が一番多い月とされています。自分へのご褒美として、じっくり花を選んで、買ってみるのもおすすめです。
ボタニカルインスピレーション
「花」だけでなく「アクセサリー」もセントバレンタインデーの贈りものの定番です。実は古くから花や植物はデザインに取り入れられ、ヨーロッパでも中世から建築物や装飾の大切なモチーフになっていました。花や植物は人の命を支える存在であることに感謝し、常に身近に感じていたい。そんな思いがさまざまなデザインとなって象徴的に使われています。1906年、パリで生まれたVan Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)の「フローラルコレクション」は花がモチーフ。コスモス、ロータス、クリスマスローズなど自然界の生命力とみずみずしさをアクセサリーで表現しています。また、マドモアゼル・シャネルが生涯愛した花と言えば「カメリア」が知られていますが、その花をモチーフにしたデザインも目にすることができます。いつの時代も花や植物が人の近くに寄り添い、命を支えてくれる存在として愛された証と言えるでしょう。
真珠と花の新鮮な出会い、MIKIMOTO BLOOM Collection
実は日本においても、伝統的に「花」や植物のモチーフが美術品に取り入れられてきました。19世紀のアールヌーボーと呼ばれた時代に、流れるような曲線が特徴の花、植物などをモチーフにしたデザインが世界的に流行したのも、その頃、日本から西欧にもたらされた絵画、漆器などの美術品、工芸品から影響を受けたため。日本の伝統的な美とヨーロッパに伝わる技巧を合わせ、今に繋がる宝飾の基礎が築かれていったのです。1899年に銀座に真珠専門店をオープンした「御木本真珠店」(現MIKIMOTO)でも、古くから花や植物をデザインベースとしたアクセサリーを発表してきました。そして、2016年から新たに展開しているのが、「MIKIMOTO BLOOM Collection」です。
真珠を取り囲むように繊細な細工がほどこされ、花で編んだレースをイメージした優美なジュエリーに仕上がっています。 オンの時間もオフの時間も女性の装いに欠かせないアクセサリー。ブローチ、ペンダント、イヤリングの3種類が作られていますが、身につけて動いたときの美しさを意識してデザインされています。女性の立ち振る舞いとともに、野の花が風に揺れるような柔らかな動きを演出。女性が普段の生活の場でより輝いていて欲しいという思いが込められています。贈られた方の笑顔が目に浮かびますね。海に育った命の象徴である真珠と、陸で生まれた花が女性の魅力をより際立ててくれそうです。
MIKIMOTO BLOOM Collection
「花」をモチーフにした、ボタニカルな贈りもの。古代から女性の装いを美しく華やかに彩ってきた花が、アクセサリーにかたちを変えて感謝の気持ちを運んでくれます。感謝の気持ちとともに、一足早い春を運んできてくれることでしょう。
TOKYO FM
「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。
また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送している
ノエビア「Color of Life」。2月はスタイリストの高橋靖子さんを迎えてお届けしています。どうぞ、お聞き逃しなく。