優しい日差しが差し込み、さわやかな風が吹き抜ける。部屋の中のフレッシュな緑たちが、たちまち元気な表情になる季節です。暖かくなってきた今の時期だからこそ、暮らしの中に緑があると、より居心地の良い空間になります。
そして、さらに暮らしをランクアップしたい人におすすめしたいのが、そこに風水のパワーを借りること。新たな季節や新生活を迎えるにあたり、お部屋の中の模様替えを考えているかたには「植物の力」でより生活を快適にする「ボタニカル風水」がおすすめです。
植物と素敵に関わる人を紹介する「ボタニスト」。第1回は、風水コンサルタントの工藤沙美さんが登場。“気”の流れを良くして“運”を呼び込む「ボタニカル風水」について教えていただきます。
「ボタニカル風水」の効果とは?
風水は「陰陽五行説」に基づいたパワーとエネルギーを基本にしますが、植物は自然界のエネルギーの象徴です。毎日の生活の中で「緑」があると心が癒されますが、風水の力を借りてその置き場所や植物の種類にこだわると「緑」の力が「気」の流れを変えて、部屋から受ける癒しや開運力がより高まるのだとか。少しの知識と工夫で“大地のパワー”を味方にして、優しく見守ってもらいましょう。
まず基本的ルールは「片付けと掃除」。風水では、たくさん気が入ってきて、ゆるやかに家全体をめぐっているのが良い状態とされるので、家が片付いていないと、気のめぐりが悪くなり運気が下がってしまいます。「陽」の気を持つ植物は、気を活性化する作用があるため、キレイな空間に置くことで、気のめぐりを良くする効果をもたらしてくれます。
「ボタニカル風水」で美容運をアップ
例えば、洗面所など鏡でメイクをするような場所は「美容運」と関連が深いエリア。ここにドライヤーやメイク道具をおきっぱなしにすると、美容運が下がってしまう恐れがあるので注意。メイクをする度に出し入れする習慣をつけましょう。そして、キレイに保たれた場所に一輪ざしの花をポイントで飾っておくと、さらに美容運がアップします。
「ボタニカル風水」において、飾る花を選ぶポイントは「これからシーズンになる花を選ぶこと」。これは季節を先取ることにより、エネルギーを呼ぶ込むことができるからです。この時期なら、具体的にはチューリップやマーガレットがおすすめ。そして「飾るときは花瓶の下に1枚敷物をひく」というのも工藤さん流のアドバイス。風水的に直置きするよりも、1枚布をはさんだ方が良いとされているだけでなく、インテリア的にも見栄えが良くなるからだそう。ボタニカル風水を取り入れる際には、ぜひ活用したいテクニックですね。
「ボタニカル風水」で豊かな生活を
中国の風水師から直接学んだ「中国正統派風水」と、6年間のイギリス生活で得たインテリアデザインのセンスをあわせて、ハイセンスな「英国式風水」を提案するのが、工藤さん独自の風水スタイル。中でも、植物との関わりが深いイギリス生活で、自身も植物を育てたり、ガーデニングを学んでいた工藤さんは、植物を育てることによって “暮らしの幸福感”を得ることができたといいます。
そんな植物そのものが持つパワーと、風水という古来からの言い伝えを合わせた「ボタニカル風水」。それは“植物のパワーを信頼しながら、ともに暮らすこと”なのかもしれません。新生活に取り入れれば、今よりもっとライフスタイルが豊かになるのではないでしょうか。
TOKYO FM
「クロノス」では、毎週金曜日、8時38分から、毎週週替わりのテーマでボタニカルな暮らしをご紹介するノエビア「BOTANICAL LIFE」をオンエアしています。
また、TOKYO FMで毎週土曜日、9時から放送している
ノエビア「Color of Life」。4月は新パーソナリティーの唐橋ユミさんがアーティスト/アートディレクターの清川あさみさんをお迎えしてお届けしています。どうぞ、お聞き逃しなく。