愛媛県から美味しいものをレポートする2日目は、大洲市(おおずし)にお邪魔しました~。
今回、紹介するのは、「原木栽培」にこだわった、「乾しシイタケ」!
車で30分ほど、山道を登った先には、
ホダ木と呼ばれる、シイタケを栽培する専用の木が一面に広がる圧巻の光景・・!
その数、約2万5000本!
このシイタケを栽培しているのは「JA愛媛たいき」・
愛媛県椎茸同志会、会長の成髙王洋さん。
なんと、このホダ木の切断・作製、
菌の注入、手入れ、収穫、
全てを奥さんと二人でこなしています!
愛媛県は、全国有数の乾しシイタケの産地。
シイタケには、自然と同じ環境で育てる【原木栽培】と、
施設の中で人工的に育てる【菌床栽培】の2つがあり、
今回訪れたのは、【原木栽培】されているシイタケ。
原木栽培のシイタケの特徴は、
原木にある養分がシイタケに伝わり、
さらに山中の寒い環境下におくことで、
特に香り、味が最高とのこと。
原木の養分をシイタケに行き渡すのは、
原木栽培の難しい技術の1つだとか。
収穫したシイタケは、専用の機械で乾燥させ、
「乾しシイタケ」になります。
「栽培をする上で厳しいのは、やはり天候です」と語る成髙さん。
2018年7月の西日本豪雨では、ご自宅も被害に遭われたとのこと。
それでも、山の上にあったホダ木は、無事だったことから、生産を再開。
生活再建とシイタケ生産に力を注ぎ、
「愛媛県椎茸同志会」主催の乾しいたけ品評会で、11回連続の最優秀賞受賞も!
「まだまだ作っていきたい」
「後進が脅かしてきてるので、負けないようにがんばりたい!」と、成髙さん。
今後も【原木栽培】にこだわる成髙さんの「乾しシイタケ」を是非、一度味わってください!