WELLNET presents 旅めし

日曜 12:00-12:25 TOKYO FM/JFN38局ネット

日曜日のランチタイム。北海道から沖縄まで、日本海から瀬戸内海まで、岩木山から阿蘇山まで……。日本各地の「食、地産地消、名産・特産品、民芸や工芸、伝統、人々の営み」を伝えていく、日本全国をたっぷり味わう旅番組です。 さぁ、今日も、その土地ならではの味わい、ローカルフードを求めて、一緒に、旅に出かけましょう!

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綿引さやか

オンエアレポート

大阪府corner

世界中から「とよさん」に逢いにやって来る! 大阪の至宝「居酒屋とよ」は、愛すべき名店なり!

#大阪
ウィークデイ、木曜日の午後2時ちょっと過ぎ。もう行列ができています……。綿引さやか、早めに来ましたが、先頭ではありませんでした。でも、待ちの列の先頭から2番目をゲット!
並んで開店を待つ間、仲良くなった先頭の男性は、「昨日も先頭に並びました」という、なんと2日連続! しかもこの方、from横浜! 「横浜ファンで、甲子園にタイガース戦を見に来たんです」。ええっ? なんと野球観戦で大阪へ。「野球を見に大阪に来ると、必ずここで呑んで食べて、それから球場へ行くんです」
大阪、京橋、世界にその名を知られる路上の名店、「居酒屋とよ」。
開店直前。この場所が、間もなく……
こうなります!
大阪で「京橋」と言えば、「呑み屋、居酒屋の密集地帯」。特に、「スタンド」と呼ばれる、いわゆる「立ち呑みスタイル」のお店がたくさんあることで有名です。朝からジョッキやグラスを傾ける人々の姿がたくさん! もともと、地元密着型というか、ローカル御用達の歓楽街でしたが、最近は、「京橋特有の立ち呑みの雰囲気を楽しみたい!」とやって来る、外国人旅行者の姿が多いのも特徴です。そんな京橋エリアでも、最も個性的、異彩を放つ、唯一無二な大人気店が、「居酒屋とよ」。大阪では、「知らない人はいない」とも言われる、超有名店。いいえ、大阪だけではありません。香港、ソウル、ニューヨーク、リオデジャネイロ、マドリードからも、人がやって来ます。アメリカ、Netflixのドキュメンタリー番組で大きく取りあげられ、以来、世界中から大勢の人々が、この「とよ」に、やって来るようになりました。
こちらが、オーナーで料理人の、とよさん。
大将とよさんに会いたいから、とよさんの笑顔が見たくて、とよさんの冗談が聞きたくて、とよさんの作る料理が食べたくて、大阪、京橋の「居酒屋とよ」に今日も、大阪中から、日本各地から、世界中から、お客さんが集まってきます。店主とよさん、筑元豊次(ちくもと・とよじ)さんは、日本の南、鹿児島県奄美群島、喜界島の出身。15歳の頃、集団就職で大阪、京橋へやって来ました。豊次少年は、昼はラジオ工場で、夜は居酒屋の店員をして、日々休むことなく働き続け、いつしか、京橋の人々は豊次少年を、「とよちゃん、とよちゃん」とかわいがり、家族のように見守ります。とよちゃんはいつしか、「自分を育ててくれたこの街に、自分の店が持ちたい、おいしいメシでみんなに恩返しがしたい」と願うようになりました。紆余曲折……いろんなことがありました。辛いこと、悲しいこと、苦しいこと……。でも、とよさんはついに夢を叶え、ここに、自分の店をもつことに。それが、「居酒屋とよ」なのです!
そんなとよさんを全力でサポートするのが、「居酒屋とよ」店長の長島資さん。めちゃくちゃ男前です。
どどーん! 本日の旅めし!その1は、こちら。「おまかせ3点セット」。一人前がふつうに2~3人前という大ボリューム。3人で行ったら、まずはこれだけで30~40分行けます。
ウエスタン(関西)名物の「どぶづけ」スタイル。お客さんは、ビールや焼酎など、呑みたいものを自分でここからピックアップ!
ちなみにウーロン茶は、グラス一杯も、1リットルボトル全部も、同じ値段……。つまり、グラス一杯分の値段を払ったら、何杯呑んでもOKなのです。
きましたーーー! 本日の旅めし!その2、とよ名物「マグロのほほ肉の炙り」! 作り方がすごいんです、とにかく。説明は省きます、ぜひ自分で行って、自分の目で見てください。そして、食べてください。めちゃくちゃ美味しいのです……
マグロのほほ肉炙り!
こちらは、鱧(はも)! 梅肉が合います。お酒がススム君です。ボリュームがすごいです、安いです……
松茸も……
「とよ、サイコー!!!」な、綿引さやか。
とよさん、必ずまた来ます! 最高の「旅めし!」を、ごちそうさまでした。
「京橋居酒屋とよ」 大阪府大阪市都島区東野田町3-2-26
TEL:06-6882-5768
営業時間:火・水・金>15:00頃~21:00、土>14:30頃~20:00