大阪のソウルフードのひとつ、「串カツ、串揚げ」の名店は、梅田の地下街にあります。綿引さやかさん、「ホワイティうめだ」にある老舗の串カツ専門店、「鳥の巣」にやって来ました。のれんの向こうに垣間見える、コの字型カウンターに円いスツール椅子。早くも素敵な感じが伝わってきます。カウンターに向かってお客さんがすでに何組もいて、ビール瓶も見えますが、実はこれ、平日の午前10時55分ごろ……。
レンコン、シイタケ、アスパラ、美味しそう。イワシ、ホタテもひかれます。コンニャクの串カツも！
まだ午前11時ですが、はい、やはり串カツにはビール！
「一串一回で！」「二度づけお断り！」。はい、串カツをソースに漬けるのは一度だけです。この小さな窓から揚げたて熱々串カツが出てきます。
店内奥にはテーブル席もあります。この朝も、小さなお子さんを連れた4人家族がいらっしゃいました。
ソース色に染まった（笑）カウンターが、実に素敵です。キャベツと、たっぷりのソースが整列していて、串カツモードがいっきに高まります！
秘伝の自家製ソースが、美味しいのです。揚げ物にはやはりキャベツが合います。
どどーん！　来ました、今回の「旅めし！」。大阪、梅田、ホワイティうめだにある「鳥の巣」の串カツです。
綿引さやか、実は大阪でいただくリアル串カツ初体験。二度漬け禁止は今や全国区のルールですが、ちょっぴり緊張します……
カウンター内の女性店員さんたちとのお喋りも楽しい「鳥の巣」です。店員の皆さんの制服も素敵なんです。カウンターに座るのはひとりのお客さんが多く、多くの皆さんが顔見知り（常連客の方、とても多いです）。店に入ってくると店員さんから「おかえり！」とか「おつかれさま！」と声がすぐかかります。梅田の地下にある我が家のような、素敵な雰囲気なのです。今、この風景、平日の午前11時半頃です。綿引さやかさん、すぐお隣に座った常連客の男性とすっかり意気投合。
その頃、男たちは厨房で美味しい串揚げを作っています。厨房をのぞかせてもらったら、狭くてぎゅうぎゅうでびっくりです！　でも、見ていると、4人の串カツ職人さんたち、それぞれの持ち場と仕事がキチンと定まっていて、この状態でパーフェクトな動き！　最初驚き、やがて感動しました。
なんだかスペイン、マドリードのバルにやって来たような気分にもなります。外国人のお客さんも多いそうですが、きっと皆さん大いに気に入るはず。のれんの向こう側には梅田の地下街が広がり、地下鉄駅、JR駅などへ向かう人たちが大勢、忙しなく歩いているのですが、一歩のれんの内側（店内）に入ると、別の時間が流れ出します。「鳥の巣」素敵すぎます！
「鳥の巣」店長、森本末緒さん、貴重な話と時間を、ほんとうにありがとうございました。とてもとても美味しかったです、楽しかったです。
森本店長、最高でした！ また来ます！