WELLNET presents 旅めし

日曜 12:00-12:25 TOKYO FM/JFN38局ネット

日曜日のランチタイム。北海道から沖縄まで、日本海から瀬戸内海まで、岩木山から阿蘇山まで……。日本各地の「食、地産地消、名産・特産品、民芸や工芸、伝統、人々の営み」を伝えていく、日本全国をたっぷり味わう旅番組です。 さぁ、今日も、その土地ならではの味わい、ローカルフードを求めて、一緒に、旅に出かけましょう!

Message
綿引さやか

オンエアレポート

熊本県corner

人が集う南阿蘇鉄道の駅舎カフェ「久永屋」で、しっとりふわっふわの『シフォンケーキ』

#阿蘇
熊本、阿蘇の旅も3週目。ここは世界でも珍しい“カルデラの中を走る”南阿蘇鉄道。駅舎がまるごとカフェになっている長陽駅の「久永屋」。
カルデラ台地ののどかな田園風景を眺めながら、今日もたくさんの人がやってきて駅のホームに並べられたイスとテーブルでのんびりティータイムを過ごしています。
2016年の熊本地震で甚大な被害を受けた南阿蘇鉄道。長陽駅含め、被害の大きかった半分の区間は今も運休中です。そんな中でも震災の翌月、お店を再開した長陽駅の駅カフェ、「久永屋」。1日も早い南阿蘇鉄道の帰りを待っています。
久永屋の店主、久永操さん
もともと無人駅だった長陽駅。久永操さんがはじめて訪れた時、駅の目の前に広がる田園風景をとても気に入り、ここでシフォンケーキ屋さんをやりたいと「久永屋」をオープンさせました。
遠くには雄大な外輪山の山並。稲穂の緑が鮮やかで、吹き渡る風が波のような風景を描きます。秋には黄金色に輝き、冬は雪が白い世界を作る。そして春は線路沿いの桜の花びらが田園を舞う。四季折々、「まるで絵画のような風景がこの場所にはある」と久永さんは言います。
オン年92歳。昭和2年に建てられた木造の駅舎は今なお現役。
駅舎も再び長陽駅に列車が走るのを、待っているかのようです。
きました~~!本日の旅めし!南阿蘇鉄道 長陽駅の駅カフェ、久永屋の「資本ケーキ」!石臼で挽いた国産の無漂白小麦にサトウキビ100%の粗糖。添加物や保存料は一切使わずに手間暇かけて丁寧に作られています。稲穂の緑を眺めながら、いっただきまーす!!
実は「久永屋」で夏は大人気という、地元のフルーツを使った「かき氷」も
オーダーしちゃいました。くるくる手回しで氷をかく音が懐かしい!こちらは日替わりのシロップ「シークレット」。この日はシソ味でした~!
現在「高森」からの5駅分のみで運行している南阿蘇鉄道、週末は「トロッコ列車」も運行中です。四季折々の風景をトロッコ列車で。あと何年かしたら、この長陽駅にも列車が走るようになるんでしょうね。
ワンホールまるごと、お待ち帰りできる「お持ち帰りシホン」もあります!
日向夏のシフォンも美味しかった~~!!
南阿蘇の風景と季節ごとの『資本ケーキ』が味わる久永屋は週末のみの営業です!ごちそうさまでした!
久永屋 熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字河陽3440-4 長陽駅舎
営業時間:土 日 祝日のみ営業(11:00~18:00)
TEL:0967-67-1107