４月です。新学期、新年度のスタート。新たな出会いの季節です。
そして、ゴルフにも「出会い」があります。
初めは誰でも初心者。そんなときにどんなゴルフの先生と出会えるかが、
その人のゴルフライフを決める！と言っても過言ではありません。

そんなゴルフの先生といえば「レッスンプロ」。
JLPGAにはツアープロだけではなく、レッスンプロの方もたくさんいらっしゃるのですが、
今回はそのレッスンプロの頂点に立つ岩本砂織プロをお招きしました。



岩本プロはちょっとすごいキャリアをお持ちです。
元々はツアープレイヤーを目指していましたが、
アメリカ滞在時にゴルフレッスンの神様と言われるハーヴィー・ペニックさんと出会い、
その教えに感銘を受けてレッスンプロを目指します。


ハーヴィー・ペニックさんはツアープレイヤーを経験後、
世界初のレッスンプロとなり多くのレジェンドプレイヤーの活躍と優勝に貢献されています。
まさにゴルフレッスンの神様。
レッスン書の通称「レッドブック」、「グリーンブック」は今もゴルフレッスンのバイブルとして
世界で読まれています。

遠くからでも選手のグリップのクセを見抜いたり、
生徒さんとイメージの共有を特に大事にするなど、
岩本プロの現在のレッスンの原点がまさにハーヴィー・ペニックさんです。

そして、アメリカから帰国後にレッスンプロとして活動を始め、
現在は日本の女子プロを変えたとも言われるナショナルチームの指導に関わり、
２０１７年『ティーチャー・オブ・ザ・イヤー清元登子賞』を受賞するなど、
まさにレッスンプロの頂点に立たれています。

現在は『ＳＡＬＴＯ　ＧＯＬＦ　横浜元町　ＢＹ　ＳＡＯＲＩ　ＩＷＡＭＯＴＯ』などを拠点に
アマチュア、ジュニアのレッスンも行っていますが、
岩本プロの目指すレッスンの原点は、上手くなるだけではなく長くゴルフを楽しめること。

レッスンにはトレーナーも立ち会い、体の動きや特徴に応じたレッスンを提供。
“ゴルフとカラダの融合”をテーマにした独自のプログラムは、
まさにゴルフレッスン界に革命を起こしています。


今回、岩本プロとのトークは番組ではダイジェストでお楽しみいただきましたが、動画も同時配信。
TOKYO FM公式YOUTUBEチャンネル、番組HPでスペシャルレッスン付きで
インタビューを全編をお楽しみいただけます。



さて、女子ツアーは３月に沖縄からスタートしましたが、
その後四国、九州シリーズを経てこの後４月前半は関西シリーズです。

レギュラーツアーは兵庫県花屋敷ゴルフ倶楽部。
ステップアップツアーは滋賀県琵琶湖カントリークラブとなっています。

特に今回のステップアップツアーの舞台、琵琶湖カントリーは関西屈指の名門コース。
琵琶湖を眼下に、比叡山をバックにという雄大な景色が広がり、
日本女子オープンをはじめ数々のトーナメントの舞台となっています。

コース設計は富澤誠造さん、井上誠一さんの設計を受け継ぐ名設計家で、
コース設計マニアの方にも一目置かれるコースです。



今年の大会ハナサカレディースのポスターモデルは去年のチャンピオン脇元華プロ。
桜の花吹雪の中のスイングが決まっています。４月６日から８日まで開催。
日本の誇るコースを桜の花と一緒に楽しめるチャンスです。
ハナサカレディースにぜひお出かけください。

そして、こちらは両試合とも現地取材で大会の様子をお届けします。
関西シリーズスペシャルレポートをお楽しみに！


岩本砂織プロプロフィール
１９７１年山口県出身。中学時代からゴルフを始め、高校卒業後に本格的にプロゴルファーを目指す。
井上清次氏に師事。１９９２年、フジテレビジョン、ホリプロダクションがスポンサーとなり、
“世界に通用するプロゴルファー育成”を主旨とする『スーパーレディープロジェクト』に応募。
３５００名の中からオーディションに合格し、８名の中の１人となり渡米。
アメリカＬＰＧＡトーナメント８８勝のキャシー・ウィトワースの元で学ぶ。
のちに彼女の師であるハーヴィー・ペニックのレッスンに感銘を受け、ティーチングを志す。
２０１５年〜ＪＧＡナショナル強化部会テクニカルコーチ、
またオリンピック委員会強化スタッフとして選手の育成に尽力し続ける。
２０１７年『ティーチャー・オブ・ザ・イヤー清元登子賞』を受賞。
また、“ゴルフとカラダの融合”をテーマにしたスタジオ
『ＳＡＬＴＯ　ＧＯＬＦ　横浜元町　ＢＹ　ＳＡＯＲＩ　ＩＷＡＭＯＴＯ』を主宰。

２０２３年の女子プロゴルフツアーが今月開幕。
新たなシーズンを迎えた注目選手の声、今朝はイ・ボミプロのコメントを
お届けしました。



今年限りで日本ツアーからの卒業を宣言しているイ・ボミプロ。
そのプレイを見るだけ、声を聞くだけでみんな幸せになります。



今シーズンは韓国と日本を行ったり来たりしながら調整に励み優勝を目指します。
限られた試合にはなりますが、アース・モンダミンカップには出場予定。
生イ・ボミプロが待ちきれません。




さて開幕から約１ヶ月、ここまでの試合での注目選手といえば、双子の岩井姉妹です。


妹の岩井千怜プロは去年に比べてスイングがとても洗練され、
いい意味での脱力感があり、どこにも力が入っていないのに、
ボールをしっかり捕まえています。長いツアーを安定して戦える要素を備えています。



お姉さんの明愛プロも好調のようです。
双子の姉妹での最終日最終組の優勝争いに期待しましょう。



尾関 彩美悠プロも先週初の予選突破、本人も少しホッとしているよう。
また、菅沼菜々プロも先週は予選突破を果たしています。
特にその試合では最終日は６７！と最終日の強さは健在です。

さて、先週青木瀬令奈プロの今シーズンのゴルフの進化について、
開幕インタビューをお届けしましたが、早速結果が出ています。
シーズン早々にキャリア４勝目を挙げています。

最終日フロント９が終わったところで上田桃子プロの優勝か？
と誰もが思っていましたが、瀬令奈プロは一時の８打差を逆転して優勝。
３日間ノーボギーでの優勝という快挙を成し遂げています。


また、今シーズンは海外の試合にも注目です。


先週の鹿児島の試合を区切りに勝みなみプロはアメリカに旅立ちました。
試合終わりで帰京、徹夜で荷造り、翌日出発という強行スケジュールだったようで、
今週すでにアメリカでの最初の試合に臨んでいます


同じくアメリツアーデビューとなる西村優菜プロとともに活躍を期待したいと思います。

少しずつ芝生も緑に変わり、新緑も姿を現す４月。
出場選手それぞれに特別なストーリーを持つ女子ツアー。
ツアー観戦の楽しみをそれぞれの会場で満喫してください。

海を渡る勝みなみプロ 地元で壮行試合！

今週は鹿児島で第３戦が開催中です。
そして、この試合を区切りにいよいよアメリカに渡るのが勝みなみプロです。


勝みなみプロは今シーズンからアメリカツアーが主戦場となります。
地元鹿児島のでの試合といいうことで、勝プロはもちろんお母さんの久美さんに
エールを送るためたくさんの方が駆けつけているのではないでしょうか？

鹿児島から世界へ！勝プロはこんなコメントを残しています。

「ワクワクでいっぱい！」「今までで一番いいオフの仕上がり！」

渡米後すぐ、現地時間３月２３日から行われるLPGAドライブオン選手権に出場予定。
地元での声援を糧にアメリカでも大活躍して欲しいですね。

さて、オフにトレーニングに励んだのは勝みなみプロだけではありません。
新たなシーズンを迎えて自身の進化を感じているのが青木瀬令奈プロです。

まず、飛距離が伸びています。
これまでも効率の良いスイングを追求してきましたが、
ヘッドスピード３９でミート率１、５３という脅威の数字を達成。
これは効率よく飛ばせる限界ということで、プラスの飛距離を求めて
より地面反力を上げ、瞬発力を上げるトレーニングを行なっているそうです。
それがスクワット、自転車漕ぎなど。
これはアマチュアゴルファーにも参考になる飛距離アップの
トレーニングと言えるでしょう。

瀬令奈プロはこのトレーニングにより、２打目の番手が全く違ってきているそうで、
コースよってはハイブリッドが必要ないぐらいの飛距離アップとなっています。

そして、もう一つ大事にしているのが「人生訓」と言えるこの言葉。
「迷ったら敢えて苦しい方を選ぶ」
この人生訓ににこだわり、私生活とゴルフの両方の向上につながっているそうです。
これもゴルファーでなくても見習いたい「人生訓」です。



このオフに女子プロの皆さんがどんな進化を遂げているか。
現地観戦、中継映像で確かめてはいかがでしょう。



女子プロの皆さんが開幕を迎えて声をそろえて言うことは、
「早い段階で１勝したい！」ということ。
ファン、関係者の大きな期待をどの選手も背負っています。
まず１勝すればかなり気が楽になります。
期待に応えたということもありますが、
自分に対して自信を持てることが大きいと思います。
この後も３月の戦いを見守りましょう。

ここでご報告です。
３月６日にTOKYOFMリスナー感謝ゴルフ大会が
宍戸ヒルズカントリークラブで行われました。
たくさんのご参加ありとうございました。

秋山さんは当日６番ホールで参加者の皆さんとのドラコン対決。
普通のドラコンと違うのはチーム戦。
「各組４人のプレイヤーの方対私秋山真凜」
「一人でも私より飛距離が出れば参加者の皆さんの勝利」
「ラフでオッケー」
という過酷な条件の中で２２本のドライバーショットを打ち続け、結果は１２勝１０敗。
メジャーリーガーの岡島秀樹さん、サッカー元日本代表の城彰二さんも
素晴らしいドライバーショットを見せてくれました。

そしてこのコンペにはるばるFM大阪を代表して参加してくれたのが
番組の関西エリアツアーレポーター久保葵さんです。



高校時代まではバレーボールに命をかけていたアスリート女子。
ゴルフを始めて１年ほどですが、コンペを楽しく盛り上げてくれました。


３月ももう後半、ゴルフにはこれから最高の季節が続きます。
新ペリ、ダブルペリアなどを取り入れればハンデに関係なく、
初心者でも優勝のチャンスがあり、みんなで楽しめます。



これがコンペのいいところ。
春のコンペをみなさんも企画してはいかがでしょう。
きっとゴルフの世界が広がりますよ。

２０２３年の女子プロゴルフツアーがついに開幕しました。
そして、今年最初のチャンピオンが決定しました。
申ジエプロです。JLPGAツアー２７勝目。まさに鉄人です。



最終日一時はトップに立った上田桃子プロ。
１日に何度もミラクルショットを見せてくれた稲見萌寧プロ。
素晴らしいドライバーショットでギャラリー沸かせた渡邉彩香プロなどなど。
誰が勝つのか４日間の戦いは見応え十分でした。
今朝はそれぞれの開幕戦を振り返ってお送りしました。



開幕戦の舞台は沖縄琉球ゴルフ倶楽部。
プロアマあわせての１０８人が出場しました。

まず、予選ラウンドを盛り上げたのが渡邉彩香プロ。
オフのスイング改造によって沖縄の風に負けない、
これまで以上に強いボールが出ていました。



初日２日目と完璧なショットを打ち続けましたが、
決勝ラウンドに入って少しずつショットに乱れが出てきます。
３日目３オーバーで３位に後退、４日目２オーバー。
トータル４アンダーで開幕戦を６位タイで終えました。

決勝ラウンドは悔しさの残るプレイとなりましたが、
今後の調整を見守りたいと思います。

続いて開幕戦２位タイとなったのが稲見萌寧プロ。
なんと言っても２日目６６を出した２日目です。この日パー４のホールで２つのイーグルという快挙です。



パー５でのイーグルは決して珍しくありませんが、
パー４のイーグルはなかなか見ることはできません。
それを１ラウンドで２回記録というのは驚きです。

まだスイング改造中ということで、開幕戦はトップ１０入りが目標。
ショットの正確性が増したのが実感できたようで、充実の開幕戦を終えたようです。

そして、同じ２位タイながら悔しさの方が大きかったのが上田桃子プロです。
１日目１アンダー8位タイ、２日目４アンダーでトータル５アンダーの3位タイ。
３日目4位タイといい位置につけて最終日は最終組のひとつ前で稲見萌寧プロとプレイしました。
沖縄で１番のギャラリー集めていたのがこの組でした。



多くの人が上田桃子プロの開幕戦優勝に期待をしていましたが、
首位の申ジエプロに１打ビハインドで迎えた１８番ホールでまさかの失速。



２オンを狙った２打目はギャラリーのため息の中、グリーン横のバンカーのまた右に。
そして難しい第３打のアプローチは完全なミスショット。
グリーンに乗らずに万事休す、よもやの５オン１パットのボギーとなります。

上田プロのこの日のスコアは７０。パター、ショット合わせて７０回打った中で
ミスショットは３回だけだったそうですが、
大事なところでのミスショットに悔しさを滲ませていました。



シーズンはまだまだ始まったばかり。また前を向いて１７勝目を目指します。

そして、初日2位タイで注目を集めたのが岸部桃子プロ。



１９９３年生まれ、福島県いわき市出身。
プロ入りは２０１２年。昨年プロ10年目にしてメルセデスランク39位に入って、
初めてのシード権を獲得しました。

今回は初日２位タイ、２日目１７位、３日目４１位とスコアを
落としますが、最終日は３つのバーディーを奪うなど粘りを見せて
トータル２オーバー、３６位タイで開幕戦を終えています。



岸部桃子プロがゴルフを始めたのは８歳の時。
福島県富岡高校２年の時、東日本大震災で被災。
避難先で多くの人に支えられ、そんな支えてくれた人たちに恩返しをしたい
とプロを目指します。

そして、翌年のプロテストに一発合格。きっと周りの人たちを元気にしたことと
と思いますが、今回のシード獲得もみなさんに元気を贈ったと思います。


開幕戦の沖縄には福島から多くの人が応援に駆けつけていました。
その前で４日間のプレイは立派でした。



ちょうど３月。岸部プロも「あの日は忘れない！この時期に思うことは多い！」
と語っていましたが、初優勝を目指す１年を見守りたいと思います。



では、先週お知らせしました菅沼菜々プロ開幕記念サイン入りグローブプレゼントの応募方法です。



女子プロ界の妖精菅沼菜々プロは今週の第２戦からの出場です。
先日のインタビューのお礼にということで使用のグローブに可愛いサインをいただいて２つ届けてくれました。


妖精らしい可愛いサインです。
ご希望の方はこクイズの答えを書いて、番組ホームページのメッセージフォームよりご応募ください。では、問題です。

「菅沼菜々プロ、ファンの皆さんに自分をなんて呼んでほしいと思っているでしょうか？」

こちらの答えとプレゼントお送り先の情報も書いて、
番組のメッセージフォームからお申し込みください。
抽選で２名の方に開幕記念菅沼菜々プロサイン入りグローブをプレゼントします。
締め切りは３月３１日です。

今回インタビューをお届けした岸部桃子プロ、そして菅沼菜々プロ。
それぞれ初優勝を目指しての熱いシーズンがついにスタートです！