日本人選手のメダルラッシュが続く東京オリンピック。
女子プロゴルフ界が特に注目していたのが、ソフトボールです。
実は女子プロゴルファーにはソフトボール経験者が多いんです。
小林浩美JLPGA会長をはじめ、岡本綾子さん、成田美寿々プロ、
そして、渋野日向子プロなどです。


特に岡本綾子さんは日本代表チームの宇津木麗華監督とも
交流があるということで、応援にも力が入ったのではないでしょうか。
実は、宇津木監督はゴルフがとても上手で、岡本さんの現役時代には、
ツアーでキャディーをされた経験もあるということです。

そして、小学校から中学までソフトボールとゴルフに打ち込み、
特に上野由岐子選手に憧れているのが渋野日向子プロです。
上野由岐子選手の活躍、日本チームの金メダル！　
今回のソフトボールの金メダルは、渋野プロのこの後の戦いに
大きな勇気と元気を与えたことと思います。
８月の開催される全英女子オープンにも期待しましょう。


さて、２０２０−２１シーズンの第3５戦、大東建託・いい部屋ネットレディスが、
７月２２日から４日間、北海道・滝のカントリークラブで行われました。
北海道シリーズの２戦目です！

初日は渡邉彩香プロがスーパープレーの連続で8アンダーの
首位に立ちましたが、残念ながら上には上がいました！
渡邉彩香プロは、トータル１０アンダーで２位タイに終わり、
優勝は１５アンダーと大きくスコアを伸ばした申ジエプロとなりました。
これでシーズン4勝目、ツアー通算26勝目です。

申ジエプロは、「風が強かったので他の選手もスコアを伸ばせないと分析、
手堅いマネージメントを心がけた。シーズン中は特に食事に気をつける。
生ものを避けてたとえ北海道でも美味しいものよりも体調優先。
スープカレーは体にもよくて素晴らしかった！」
と優勝インタビューでコメントしました。

状況の応じたゴルフのマネージメントはもちろん、
ゴルフで勝つために食事メニューや生活の全てをしっかりマネージメント。
まさに、このマネージメント力が申ジエプロの強さの秘密です。
これで賞金ランキングは１位の小祝さくらプロに４０００万弱の差で５位。
念願の日本での賞金女王に向けても大きく前進しました。
後半戦、注目してゆきましょう。

ちなみに、申ジエプロにはこんなエピソードもあるそうです。
JLPGAの記事によると申ジエプロは、試合中に自身の視野を広げるために
札幌の美術館に出かけたそうです。
それが札幌芸術の森美術館で開催中のキース・ヘリング展。
キース・ヘリングといえばニューヨークの７０年代、８０年代を代表する
アーティストです。あの抽象的な絵がどこにゴルフと関係があるのか？
と思いますが、そこが申ジエプロのすごいところかもしれません。

いよいよ来週８月４日からは女子ゴルフ競技がスタートです。
今度は日本代表畑岡奈紗、稲見萌寧の両選手の活躍を期待しましょう！