オペラ、ミュージカル、映画などさまざまなエンターテイメントに影響を与えたフランス文学と、私たちの大好きなダメ男文学・田山花袋の『蒲団』を結びつけるとは。さすが小川さん、天才ですっ!!(「古今東西、失恋した男がすることは同じなのですね」という冷静な小川分析に笑いました)ユーモアあり、でも絶望や悲劇もあるこの小説。どんなテンションで読むべきなのか、ちょっと戸惑ったところもありましたが、ミミの死後ボエームの4人が一気に出世した結末などから察するに、この話は青春を失った哀しみを味わう小説なのかなと感じています。しかしフランス人男女の恋の駆け引き、ややこしや〜。私は絶対無理。愛に疲れ死にしそうです。
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