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かつて知識を欲する軍人や小市民のために、籠いっぱいの本を背負い、国中を売り歩いたモンテレッジォの「旅する本屋」たち。その存在も驚きだし、その話を小耳に挟んでからの内田洋子さんのジャーナリスト魂も凄いし、そもそもイタリア語の古本を呼吸をするように読めてしまう内田さんの語学力にも驚愕!「超絶すごい人」との出会いにわくわくし通しの1冊でした。ところでイタリアという国は都市部以外でも、老若男女おしゃれでセンスが光っている!あれはどういうことなんでしょう?モンテレッジォの石碑の行商人ですら、帽子をかぶる角度がやっぱりオシャレで、ちょいワルおやじに見えてくるふじまるでした。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2022年10月23日
わかやまけん『こぐまちゃんおはよう』『しろくまちゃんのほっとけーき』
2022年10月16日
志賀直哉『和解』
2022年10月09日
ショーペンハウアー『読書について』
2022年10月02日
正岡容『置土産』

アーカイブ
/ニーノ・ロータ
北イタリアの道を旅した内田さん、そして、モンテレッジォの先人たちということで選びました。フェデリコ・フェリーニ監督「道」より。
行け、わが思いよ。金色の翼にのって/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団、リッカルド・ムーティ指揮
鉄道の事務所にヴェルディの肖像画が飾られ、職員は「ヴェルディはイタリア人の魂の父」と誇らしげに言います。本の中にも登場するヴェルディの歌劇「ナブッコ」第3幕より、ヘブライの奴隷の合唱。捕虜になったヘブライ人たちが故郷に帰れるように神に祈る合唱で、オーストリアの圧制から独立しようという気運のあったイタリアの民衆を鼓舞した大切な曲。小学校の教科書にも載っています。
 
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