小川さんが芥川賞を受賞したときの選考委員のお一人だった大庭みな子さん。編集の方から「大庭さんのような作家を目指してくださいね」とエールを送られたほど、家庭があり子育てもしながら作家として成功されていた大庭さんは、当時家庭を持つ女性文筆家のお手本のような存在だったそうです。そして最高に緊張しながら足を踏み入れた芥川賞の授賞式の控室。初めて会った大庭さんはとても気さくで、「あなた今はそんなに細いけれど油断しちゃだめ!私だって昔は鉛筆のように細かったんだから」と、場を和ませてくれたのだそう。大庭さん、大丈夫です。小川さんは今も鉛筆のように細いです。そして大庭さんのあとを継ぎ、控室では和ませ役に徹していらっしゃいます!
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