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黄色いカーディガンの女は何故むらさきのスカートの女に執着したのか?むらさきのスカートの女は実はかなりしたたかな女性なのではないか?むらさきのスカートの女はどこへ行ってしまったのか?そもそも本当に存在していたのか・・・?そんなどんどん湧き出てくる疑問が何一つ解決されないまま終了するこの小説。しかし「全然わからない話だった」という読後感はまったくなく、とてもわかりやすい文章なのに謎に満ちている今村ワールドにとりこまれてしまい、スタジオでもスタッフみんなであれはどういうこと?あの結末はこういうこと??など大いに盛り上がりました。私は、むらさきは黄色に飲み込まれてしまったのでは?と思うのですがどうでしょう。小川さんもおっしゃっていましたが、「読書会に最適な1冊」です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2019年10月06日
ウンベルト・エーコ『火星にいった3人の宇宙飛行士』
2019年09月29日
山下清『ヨーロッパぶらりぶらり』
2019年09月22日
阿部昭『天使が見たもの』
2019年09月15日
田辺聖子『雪の降るまで』

アーカイブ
公園に行けば/友部正人
むらさきのスカートの女専用シートが公園にありました。♪公園に行けば今でもはたちだったころを思い出す♪
見つめていたい/ポリス
黄色いカーディガンの女は、ずっと紫のスカートの女のことを見つめています。公園でむらさきのスカートの女が残していったオレンジを食べる彼女が感じている底なしの空虚感。
世界は愛を待っている/中本マリ
黄色いカーディガンの女が求めていたのは、シンプルな愛だったのかもしれません、と小川さん。
 
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