黄色いカーディガンの女は何故むらさきのスカートの女に執着したのか?むらさきのスカートの女は実はかなりしたたかな女性なのではないか?むらさきのスカートの女はどこへ行ってしまったのか?そもそも本当に存在していたのか・・・?そんなどんどん湧き出てくる疑問が何一つ解決されないまま終了するこの小説。しかし「全然わからない話だった」という読後感はまったくなく、とてもわかりやすい文章なのに謎に満ちている今村ワールドにとりこまれてしまい、スタジオでもスタッフみんなであれはどういうこと?あの結末はこういうこと??など大いに盛り上がりました。私は、むらさきは黄色に飲み込まれてしまったのでは?と思うのですがどうでしょう。小川さんもおっしゃっていましたが、「読書会に最適な1冊」です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!)
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