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海外へ行くことがまだまだハードルの高かった時代に、世界一周のようなスケールでヨーロッパ各国を巡った山下清。「ぼくは◯◯なんだな」という口癖が芦屋雁之助さんの顔で再生される私にとっては、こんな人だったのか!という新鮮な驚きがいっぱいでしたが、あの時代に海外へ連れて行ってもらえ、出発の時には取材記者に囲まれるほど注目されていた存在という点にも驚かされました。それにしても引率した式場先生の愛情深さ、素晴らしいですね!清のどんな質問にも理路整然と正しく答える式場先生。3歳の息子の「なぜ?なんで?」に答えきれず、ついつい曖昧に誤魔化してしまう母は反省しきりです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2019年09月22日
阿部昭『天使が見たもの』
2019年09月15日
田辺聖子『雪の降るまで』
2019年09月08日
トールキン『ホビットの冒険(下)』
2019年09月01日
トールキン『ホビットの冒険(上)』

アーカイブ
パリの空の下/ジュリエット・グレコ
昭和30年代のヨーロッパ大旅行、パリにちなんだ曲を選びました。「パリの町のよさも色のさめたよさで、空だけがいつまでもさめない青だ」など、絵を描く人ならではの文章がたくさん出てくる1冊。
蛍の光/B.Bキング
式場先生にスイスでオルゴールを買ってあげる、曲はなにがいい?と聞かれた清、「炭坑節か佐渡おけさ」と答えるところが小川さんも一番笑ったところです。実際には「蛍の光」を買ってもらいました。今日は、ブルース・バージョンで。
TOWERS OF LONDON/XTC
ロンドン塔の番兵と写真をとる清。この曲は、♪霧は労働者の汗の結晶♪、♪ロンドン塔、ロンドンの縮図の館♪といった歌詞がちりばめられています。ロンドンの貧しい人たちの町が見たかった清でした。
 
今まで紹介した作品
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