昔の童話のような教訓は抜きに書いたという『オズの魔法使い』ですが、コンプレックスを強みに変えていくこと、女性でも助けてもらうばかりじゃなく自分で頑張る大切さなど、子どもに伝えたい素晴らしい“教え”が満載の作品でした。ちなみに小川さんは小さい頃ジュディ・ガーランドの映画を見て「私もあんな可愛い服が欲しい」とときめき、ある番組スタッフはドロシーのかかとコツコツを真似したりしたそう。エメラルドシティの目指し方や旅の仲間たちの存在、小さい人々の登場などなど、「あの映画は実はオズの魔法使いに影響されているのかも」と感じるシーンもいっぱいあり、そんな部分を探すのも個人的には楽しい読書でした。
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