メッセージ
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今年も無事、番組開始記念月間を迎えました。温かいメッセージを寄せてくださっているみなさま、番組を聴いてくださっているリスナーの方々のお陰の11周年。感謝しながら、これからも小川洋子さん以下スタッフ一同良書発掘に勤しみます!さて今回は昨年オープンしたばかりの新宿区立漱石山房記念にて、漱石のお孫さん・半藤末利子さんと『硝子戸の中』を読むという、なんとも豪華なスペシャル企画となりました。名誉館長である半藤さんが「漱石らしい館になった」とおっしゃっていたモダンで開放的で住宅街に溶け込んでいる記念館。ぜひ『硝子戸の中』の風景を探しに訪れてみてください。作品がさらに生き生きと輝きだしますよ。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年06月24日
東山彰良「僕が殺した人と僕を殺した人」
2018年06月17日
レオ・レオニ「スイミー〜ちいさなかしこいさかなのはなし」
2018年06月10日
倉橋由美子「暗い旅」
2018年06月03日
「ロシアの昔話」

アーカイブ
トロイメライ/シューマン作曲、伊藤恵(ピアノ)
漱石山房を訪ねてくる人の話から随筆は次第に過去へ、自分の子供時代や家族の記憶へと移っていきます。「夢のように子供時代を思い出す」というところはこの曲が思い浮かびました。実際に、漱石は演奏会で、弦楽四重奏によるこの曲を聞いたこともありました。
時の流れを誰が知る/フェアポート・コンベンション
漱石は、亡くなった人の思い出から時の流れを思い、時が癒してくれると来訪者の生を励ましたりしました。この曲の歌詞は♪私は時を数えはしない、時の行方は誰にもわからないのだから♪
今回は、新宿区立漱石山房記念館で収録しました。
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