「会社倒産して負債額はいくらだと思ってんの〜?」「2億。あと3千万円」と、ブルゾンちえみ風に言ってみても全く笑えない状況の主人公。借金返済にまつわる様々な怒りを原動力に突き進む女性を描いた『戦いすんで日が暮れて』は、作者の佐藤愛子さんの体験が元になっています。確かに巻末の年表を見ると、借金発覚の後に佐藤さんが発表した作品たるや物凄い数!題名が全て「怒」の字に見えてくるのは私だけでしょうか。最近発表されてベストセラーになった『九十歳。何がめでたい』もタイトルからして怒っていらっしゃいますね…まだまだ怒りをパワーに、これからもお元気で執筆していただきたいです。
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