アガサ・クリスティファンだからなのでしょうか。先日取り上げた『レベッカ』といい今回の『太陽がいっぱい』といい、女性作家のミステリー作品には毎度ドキドキさせられて読後の充実感がたまりません。今回も徹夜して一気に読んでしまいました。ところで小川さんは登場人物で気になる人というと大抵物語の片隅でひっそりいい味出しているキャラクターをあげるのですが、今回はずばり主人公のトム・リプリーから目が離せなかったそう。「グリーンリーフ夫妻の差し入れの籠を前にすすり泣きしたトムの心の闇の深さがなんとも可哀想で」。色んな意味で気になるトム・リプリーの物語は実は全4作!この後もまだまだ続きます・・・読みたいっ。
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