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何か大きな事件が起こったり、主人公が偉業を成し遂げるわけではないけれど、その内容にとても心うたれる作品。ありのままを飾ることなく表現する自然主義文学の代表作ですが、それでも話の展開が面白かったり、登場人物が魅力的だったりするのが田山花袋の凄さなのでしょうか。『蒲団』ではダメ男の主人公に大興奮(大ブーイング?!)だった小川さんと私ですが、今回は好人物だらけの『田舎教師』の世界にほっこり。特に主人公を何かと助ける優しい荻生くんに2人で惚れました。「平凡であることは難しく、偉大ですね」と荻生くんを評した小川さん、ラスト彼の良さが主人公にも伝わって良かったです!

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2017年5月7日
寺山修司
戯曲『毛皮のマリー』

2017年4月30日
藤原新也
『西蔵放浪』

2017年4月23日
ディック・ブルーナ
『ちいさなうさこちゃん』

2017年4月16日
川端康成
『眠れる美女』

アーカイブ
椰子の実/畑儀文(テノール)
島崎藤村の詩集や唱歌を好んだ清三でした。この詩に曲がついたのは昭和に入ってからですが。
先生のオルガン/クミコ
オルガンに夢中になる清三。教え子のひで子さんとの優しい時間もありました。1960年代にシャルル・トレネによって作られたシャンソン「神父様のオルガン」 は、日本では内容を変えて古賀力詩の「先生のオルガン」という曲になりました。
 
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