発表されて50年、半世紀も経っているとはにわかに信じ難い戯曲「毛皮のマリー」。その新しさ、短い台詞なのに忘れがたい表現、登場人物それぞれの衝撃的な個性など、他の文学にはない魅力が満ち満ちていて、劇作家、詩人、俳人、小説家など多くの肩書きを持つ寺山修司の凄さを改めて思い知りました。小川さんは「ページをめくる度に何かが手にベッタリ付きそう」と表現されていましたが本当にそんな印象!スタジオでは毛皮のマリーの世界に2人で「濃い!」「本当に濃いぃ!!」と騒いでしまいました。50年前寺山修司からこの作品を捧げられた美輪明宏さん、どんな気持ちだったのでしょうか?気になります。
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