メッセージ
today's topic

私達は気がつけばいつでも樹の下にいます。
春は花びらを見上げて、
夏は木陰を求めて、
秋は落ち葉を踏みしめて、
冬は木枯らしに耐える姿に励まされて。 
記念に樹を植え、
枝に登って新たな世界を知り、
幹に抱かれ戯れて、
根のそばに大切なものを眠らせます。
『詩の樹の下で』を読んで蘇る、樹にまつわる思い出がきっと誰にもあるはず。
楽しい思い出も悲しい思い出も受けとめて、人間よりもはるかに長い時間、同じ場所で淡々と在り続けるその姿には、深い畏敬の念を抱くと同時に、この上ない愛おしさも感じてやまないのです。
(アシスタント:小山ジャネット愛子)

2016年2月28日
ケストナー
『点子ちゃんとアントン』

2016年2月21日
藤沢周平
『海鳴り』第二週

2016年2月14日
馬場のぼる
『11ぴきのねこ』

2016年2月7日
夢枕獏『陰陽師』

アーカイブ
大いなる椎の木/矢野顕子
長い歴史を生きている樹についての曲です。矢野さんは青森県出身。
奇妙な果実/ビリー・ホリデー
人間が木の枝につりさげられているショッキングな絵についての作品が2つあります。音楽でそのイメージは、この曲でしょう。アメリカ南部で黒人がリンチされたあと木に吊り下げられている情景を歌っています。
木を植えた男/モンキー・マジック
仙台を拠点に活動をつづけるグループ。♪この場所で感じて、生きているその意味を。荒れ果てたこの土地で運命を受け入れて、いのちをつなぐ小さな種に未来つめて♪「詩の樹の下で」と通じるテーマを感じました、と小川さん。
 
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