どんな話なのか知らず、題名から「大自然の厳しさ、美しさを表現した短編?」と想像して読み始めたのですが、予想外の恐ろしさに文字通り震え上がりました。(“大自然の厳しさ”はある意味正解でしたけど…厳しすぎですね)ちなみに小川さんいわく、主人公と犬の距離感にジャック・ロンドンの凄さが見えるのだとか。登場するのは主人公と犬のみ。となるとどうしても犬との関係をもっと親密に描きたくなるのが作家の性だそうですが、それをあえてせず、クールな関係に留めているのが他の作家にはない魅力なのだそうです。それにしても犬にとってはとんでもなく迷惑な1日でしたね。このあと無事火に辿りつけたと思いたいです。
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