地球の誕生や氷河期、人間がどう出現したかなど「点」では知っていましたが、太陽が生まれてから私たちが過ごしている“今”までがどう繋がっているのか、人生で初めて「線」で理解させてくれたのがこの作品です。難しいことを難しく書くのだって大変ですが、子どもにもわかる絵本という形でわかりやすく生命の歴史を説明するのはとんでもなく困難な作業だったことでしょう。しかも舞台で上演されている劇という形で話が進んでいくという粋な仕掛け付き。描かれている植物や動物は、舞台の端に登場しているナレーターの背格好と比べてみるとその大きさがわかるという細かい配慮もなされていて、小川さんも「作者は本当に天才ですね!」と感激していました。
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