小学生だった頃愛読していた作品。それまで子ども向けのサイズの大きな本を読んでいたのに、この作品で初めて小ぶりな文庫本を手にすることとなり、大人になった気がして得意だったのを懐かしく思い出しました。他にも主人公が自分と同じ名前なのに“ユカ”と“由華”で表記が違い残念に思ったことや、けちんぼ所長が囚人たちの耳くそを集めるシーンにドン引きしたこと、「王妃の悪い癖は本当に直ったのかな?」と読み終えて一抹の不安を覚えたことなどを鮮明に思い出し、思いがけず子どもの頃の自分と再会できた12月となりました。それにしてもその後このシリーズが47巻も続いていたとは…福永令三さんのパワフルさに小川さんとしばし言葉を失いました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |