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小川さんとの御縁が何かと深い小野正嗣さん。先日45歳のお誕生日を迎えられたそうですが(おめでとうございます!)その年齢の、しかも男性が、主人公の35歳女性の悲しみや揺れ動く気持ち、母への苛立ちをよくもここまで的確に表現できるものだと驚いてしまいました。(途中何度も男性が書いていると忘れる程でした)ちなみに対談などで何度か小野さんと会っている小川さんによると、小野さんはお話していると3分に1回は笑わせてくれる、とてもユーモアあふれる魅力的な男性だそうです。現在大学で教えられていますが、そんな先生の授業を受けることができる生徒さんたち、幸せですね。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2015年11月22日
尾崎翠
『第七官界彷徨』

2015年11月15日
アーサー・ミラー
『セールスマンの死』

2015年11月8日
阿川弘之
『食味風々録』

2015年11月1日
フィリパ・ピアス
『まぼろしの小さい犬』

アーカイブ
フォーレ:悲しみ/ミッシャ・マイスキー(チェロ)
窓を背にしたみっちゃん姉ちゃんのすぐ後ろに悲しみが立っていた。ラストシーンとつながる「悲しみ」です。
Nou Pa Sav(ヌ・パ・サヴ)僕らはなにも知らない/マラヴォア
小野さんはフランス語圏クレオール文学がご専門、マルチニーク諸島の音楽を選びました。光あふれる海の明るさは故郷とも通じていると感じているそうです。
スイート・チャイルド・オブ・マイン/シェリル・クロウ
小野文学には子供がよく登場し大切な役割を果たします。実生活では陽気なお父さんである小野さんにぴったりの曲、と小川さん。
 
今まで紹介した作品
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