長編というだけでなく、フランスの古典ということでページを開く前は戦々恐々・・・しかし読み始めてみると歴史小説、青年の成長記、ラブストーリーなど色々な読み方ができることがわかり、意外にすんなり没頭することができました。さて「野心家」といわれる主人公のジュリヤンですが、自分が求めるより前に出世の道ができていたり、高貴な美女が寄ってきたり、「美形」「頭がいい」ということに加え「とんでもなく強運」という点も彼の強みのようです。上巻ではレナール夫人との恋愛模様が描かれましたが、下巻では別のお相手が登場。ジュリヤンは一体どちらをより愛したのか、この辺りも全編通しての見どころです。来週も乞うご期待!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |