18歳の中沢けいさんが書いたデビュー作。敏感な感性を持ち、感じたことを全て言葉にできる18歳・・・まさに才能の塊ですね!当時の文壇も大きな衝撃を受けたことでしょう。この作品が発表された当時16歳だった小川洋子“ちゃん”もまたその凄さに圧倒されたそうですが、『海を感じる時』の選評が吉行淳之介さんだったことも、とても羨ましかったのだそうです。ちなみに小川さんは、結婚して主婦をしながらとんでもない作品を生み出す作家として尊敬・目標にしていた大庭みな子さんに、自身の作品を選評してもらったのが嬉しかったいい思い出だと懐かしそうに話していらっしゃいました。
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