選考委員を務めた太宰治賞の授賞式で、初めて岩城けいさんと対面した小川さん。「シンプルな言葉で控えめにスピーチに立つ岩城さんは、正にサリマのようでした!」とその印象を教えてくれました。処女作がいきなり芥川賞候補となり、話題を集めている岩城さん。オーストラリア在住ということもあってどんな方なのかあまり聞こえてこないだけに、次の新作がどんな内容か、いつ私たちの元に届くのか非常に気になります。ひたむきにがんばる主人公のサリマを応援し続け、ラスト彼女の明るい未来に清々しい気持ちになった『さようなら、オレンジ』。近いうちにまたあの爽快感を味わいたいです。
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