文学賞の授賞式で色川さんに優しい言葉をかけられたのが心温まる思い出という小川さんでしたが、実はこのエピソードには裏話がありました。色川さん・小川さんと同じテーブルにはあの中上健次さんもいらしたそうなのですが、授賞式会場の外では中上さんの原稿を待つ担当編集者が待機。「いつ原稿もらえるのだろう・・・」と顔色がどんどん悪くなる担当者さんをよそに、お酒が進んでどんどん気持ち良くなっていく中上さん。その光景が衝撃的である種のトラウマになったという小川さんは、今まで一度も原稿が遅れたことがないのだそうです! 中上さん、こんなところにも文学界に大きな影響を遺していました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |