発表されたのが1950年ということにまず驚いてしまう『がんばれヘンリーくん』。「小学生がプールに通い、アイスクリームをお洒落に食べたり、家でグッピーを飼ったりしていたなんて、アメリカの当時の豊かさにびっくりしますよね」と小川さん。確かに現代を描いていると言ってもおかしくないような風景がそこには広がっています。そして番組で取り上げたばかりの『若き日の哀しみ』とも、ほぼ同時代の話なんですね。そこで小川さんと一緒にちょっと創作。『若き日〜』で主人公の少年とあまりにも悲しい別れをした犬のディンゴは、流れ流れてアメリカに渡り、アバラーと名付けられてヘンリーくんと幸せに暮らしましたとさ。おしまい。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |