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「樹木の影を見るのが好き」。そんな自分の嗜好を分析し始め、どんな影が好きなのか?何が好きになるキッカケだったのか?など自分の心の奥へ奥へと入り込んでいく『樹影譚』。自分にとって無意識なことにあえて立ち止まり、「どうして?」とつきつめていく作業をするかしないかが、作家とそうでない人の分かれ道なんだなぁと妙に納得してしまいました。(「それをしないと仕事になりませんからね」と小川さんは笑っていらっしゃいましたが)私は意識していないところで何が好きかしら。樹影譚に感化されてしばらく考えてみたのですが・・・・・・・・・ダメです、入り口すら見えてきませんでした。これからも本は「読むこと」に専念します。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年11月17日
田辺聖子
『残花亭日暦』

2013年11月10日
フランシスコ・
X・ストーク
『マルセロ・イン・ザ・
リアル・ワールド』

2013年11月3日
平松洋子
『野蛮な読書』

2013年10月27日
『アラジンと
魔法のランプ』

アーカイブ
モレ:「夢に」/アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)指揮:小澤征爾ボストン交響楽団
作家が夢でみたと思った小説の話から始まります。小澤征爾さんは桐朋学園で丸谷さんの英語の授業を受けた生徒のひとり。(「小澤征爾さんと音楽について話しをする」より。)
モーツアルト:クラリネット五重奏曲/東京クヮルテットとリチャード・ストルツマン(クラリネット)
「千年紀のベスト100 作品を選ぶ」という本の中で丸谷さんが音楽の1位に推薦した曲です。東京クヮルテットは丸谷さんが、東京の名前を世界にひろめてくれたと称えたニューヨークの弦楽四重奏団。(エッセイ集「無地のネクタイ」より)
壁に映る影/谷山浩子
壁に映る樹の影が好き、という主人公に。♪記憶の重さと時の軽さ、ねじれて途切れてゆれてつながる♪という歌詞が、「樹影譚」に重なります。
 
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