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あまちゃんファンのみなさん、そして『潮騒』といえば百恵&友和だろうというみなさん、改めて読む三島由紀夫の潮騒はいかがでしたか。真っ裸で焚火を飛ぶという場面について、昔から「何がどうなってそんな状況になるの?」と不思議に思っていた私ですが、そこには納得のいきさつがあり、また純粋さ・素朴さを集めて物語にしたような潮騒を象徴するエピソードで、とても神々しく思えました。さて魅力的な人物たちが脇を固める潮騒の中で、私は初江の父・照吉がお気に入り。頑固で気難しい照吉ですが、新治の良さを認めて「新治は気力を持っとるのや」と高らかに宣言するシーンは、ここで物語が終わってもいいぐらいの名シーンに思えました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年12月8日
山崎豊子
『花のれん』

2013年12月1日
ダニロ・キシュ
『若き日の哀しみ』

2013年11月24日
丸谷才一
『樹影譚』

2013年11月17日
田辺聖子
『残花亭日暦』

アーカイブ
少年の海-出逢い/山口百恵
百恵友和主演の映画「潮騒」の主題歌です。映画はあまりにかわいく美しい2人が今もすばらしい。衣装や音楽に70年代が感じられます。
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」より「夜明け」/ボストン交響楽団ベルナルト・ハイティンク(指揮)
三島由紀夫は、ギリシャ旅行で”魅せられて”(!)神話「ダフニスとクロエ」をもとに「潮騒」を書きました。ラヴェルが作曲したバレエ音楽の中から有名な「夜明け」。
潮騒/山下達郎
「潮騒」といえばこれも名曲。焦らずじっくり愛を育てた初江と新治を思って聴きました。
 
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