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当たり前に続くと信じて疑わなかった日々の生活が、文字通り“あっ”という間に崩れて行く様を描いた作品。ごくごく一般的な家庭が舞台なだけに「我が家にも起るかも」と背筋が寒くなる人も多いかもしれません。私はなんともちぐはぐな夫婦のやりとりに釘付け。生活費があと2週間で底をついてしまうという状況なのに、夫と子どもたちを優雅にプールに送り出す妻。そしてそのプールを使わせてもらっているお礼にと、学生たちにチョコレートの差し入れまで用意。そんな悠長な! とツッコみたくなる2人の行動が短い作品に散りばめられています。この一家、この後平穏な暮らしを取り戻せたのでしょうか。ラストシーンの「頭」に悪い予感が・・・
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年7月28日
中村紘子
『チャイコフスキー・
コンクール』

2013年7月21日
木山捷平
『鳴るは風鈴』

2013年7月14日
松岡享子
『じゃんけんのすきな
女の子』

2013年7月7日
ディック・ブルーナ
『うさこちゃんとふえ』

アーカイブ
プールサイド/南佳孝
プールサイドといえばこの曲を思い出します。1978年の曲。泳ぐ女子選手たちに見とれる夫、または電車の中から見ている会社員たちの気持ちで。
赤とんぼ/森本恵夫(ハーモニカ)
庄野潤三さんはハーモニカがお好きでした。晩年の作品には、奥さまの歌でこの曲を楽しむ場面も出てきます。
星座を睫毛にひっかけて/キリンジ
「静物」などに登場する幼い子供たちをイメージして選びました。カウボーイ、星座、という歌詞は、小説の中の男の子と女の子が描いた絵「野原のカウボーイ」、「星の子ども」を連想させます。
 
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