「方丈記は、この世の中のこと、全て無常なのだと理解した上でいかに楽しく生きていくか。そんなポジティブシンキングのためのHow To本なんです」という小川さんの解説には目から鱗!自分の不運な境遇を嘆き、世間に背を向けて世捨て人となった鴨長明の“恨み節本”なのかと思っていましたが、こだわりを捨て、本当の豊かさを追求する芸術家の姿が確かにそこにありました。ところでそんな方丈記には、折りたたみ式楽器なるものが登場します。いつも古典を読むと「何百年経とうが、人の心というのは変わらないんだな」と思わされるのですが、コンパクトなもの好きな日本人の好みもまた変わらないようです。
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