遂に全6巻読破!そんな嬉しさとともに、最後のページでは主人公・嘉兵衛との別れの寂しさも一気に押し寄せてきました。歴史小説は主人公の死も容赦なく突きつけられるのがつらいところ。でも悲しみの大きさは、長きに渡って嘉兵衛とつきあった結果なのですから、長編を読み切った人にしか味わえない醍醐味といえるのかもしれません。さて小川さんはこの作品から、「志を持つ生き方の尊さ」を教わったとおっしゃっていましたが、この言葉に私も深く納得。そして我が身を省み、自分の志は何なのか・・・嘉兵衛からとても大きな宿題を出されたような気がしています。立場や年齢によって受け取るメッセージはそれぞれだと思いますが、さてあなたは嘉兵衛からどんな宿題を出されましたか?
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |