『狐笛のかなた』の舞台は、懐かしさ漂う昔の日本のようではあるけれど、そこで展開するのはまったく異世界の物語。社会の常識や文化、登場人物・・・架空の世界をよくもここまで、緻密に創り上げられるなぁと感動してしまうほど、完成した世界がそこにあるのです。特に人物は、登場シーンがどんなに短くてもキャラクターに奥行きがあって、「1人1人全員に、また別の話が書けそうなぐらいですね」と小川さんもご指摘。ちなみに小川さんのお気に入りは、存在自体がユーモラス、でもとても心優しい『木縄坊』だそうです。
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