「男の子って、ホント冒険好きなんですよね…」と小川さん、ちょっと暗い顔。どうしたんですか?とお話を聞いてみると、どうやら息子さんが近々パラグライダーとカヌーに初挑戦するのだとか。息子さんも心配かけるからと母・小川さんに話すのを躊躇されていたそうなのですが、その予想は的中。すでに小川さんは大変な心配の渦の中に飲み込まれているようです。「でもね、この『旅をする木』の中に、16才でアメリカ放浪の旅に出たというエピソードがありますよね。それに比べればうちの息子は年上だし、大丈夫!と自分に言い聞かせながら読んだんです」。『旅をする木』は自然の大きさを教えてくれる作品ですが、母の心配を和らげる効果もあるようですね。
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