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クリスマスシーズン、プレゼントすることの本当の意味を教えてくれる『賢者の贈り物』。中学の教科書の暗〜い挿絵とともに記憶に残っていたのですが、読み直してみると、意外にもポップで明るい雰囲気が漂っていました。もちろん話の展開の面白さもあるのでしょうが、小川さんは主人公の夫婦のバランスのよさがいい味を出していると指摘。なるほど、なにかとネガティブな妻に対して、前向きな夫。この後も人生なんとかやっていったんじゃないかな、と希望抱かせてくれるこの凸凹コンビこそ、物語の明るさの源なのかもしれません。(アシスタント:藤丸由華)

2007年12月9日
アリステア・マクラウド
『冬の犬』


2007年12月2日
スコット・フィッツジェラルド
『グレート・ギャツビー』


2007年11月25日
向田邦子
『思い出トランプ』


2007年11月18日
樋口一葉
『たけくらべ』


アーカイブ

ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女 / アルド・チッコリーニ(ピアノ)
『賢者の贈り物』のヒロイン「デラ」の自慢の髪を思って。

IN THE BLEAK MIDWINTER / ブラインドボーイズ・オブ・アラバマ・フィーチャリング・クリッシー・ハインド
イギリスでは神聖なクリスマスソングとして知られている曲です。歌詞は「彼に何をささげられるというのでしょう。この貧しい私が。もし羊飼いだったら子羊をささげるでしょう。賢者だったら自分の役割を果たすでしょう。でも私に捧げられるのは、この心だけ」というもの。ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマは、歴史あるゴスペルグループ、グラミー賞受賞アルバムからプリテンダーズのクリッシーハインドを迎えての1曲です。

My One And Only Love / スティング
『賢者の贈り物』はまっすぐな夫婦愛を描いた珍しい小説。純粋なラブソングを。

 
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