Let yourself go, Let myself go / Dragon Ash
トップバッター! 鍵の学校の海賊から送るのは、いきなりの荒っぽい意気と志気。
「本気」と書いて「マジ」と読むように、「受験」と書いて「賭け」と読む。少なくとも海賊の辞書にはそう書いてある(笑)。でも、本気(マジ)で!俺はそう思ってる。
受験は、賭けさ。
海は大荒れ。
一生に一度か二度しか来ないような、猛威の暴風日和。
そんな日に、港の酒場で、酔いどれの漁師からこんな話を聞いたとする。
「何でも、あの伝説の財宝を見つける手掛かりは、この巨大な高波の日にしか現われねーって話しさ。まあ、こんな日に海に出る馬鹿はいねーだろうがな。」
キミならどうする?
俺なら、ワクワクするさ。そんで、こう思う。
「こんなチャンスは二度と来ねーぞ。」
もし受けたい学校が、自分にとっての "難関" なら、状況は最高さ。
財宝をゲットしよーってんだ。そりゃ、難関さ!
子供でも遊べる、静かで穏やかな海には、絶対に落ちてない。
もし合格可能性が20%以下っていうなら、喜べ! 20%近くもあんだぜ。
仮に1%だったとしても、ゼロじゃあない。1%、あるんだ! 凄い事さ。
もし本番まであと1ヶ月くらいで、まだ半分しかスタンバイ完了してないなら、残りの時間すべて、目指す財宝の海まで辿り着くために必要な船の部分だけ、ギリギリまで補強すりゃいい。
後は、一つだけ。
"見据えた夢目指して、舵を取る!"
行くあてもなく漂っちまったら、アッと言う間に高波のえじきだ。
必要なのは、何がなんでも "あの難関" を突破してんだ! と、しっかりと「夢」をにらみ、心底思うこと。それが出来れば、そう信じられたのなら、もう舞台は整ってる。
あとは、賭けさ!
絶対に財宝を見つけられるってヤツは1人もいない。
つまり、"絶対に受かる" ってヤツはゼロ人って事さ。
当日、会場にいるヤツらは、誰しもが賭けに出たヤツらだ。
みんな内心ビクビクさ!
そこで、相手より1歩前に出るために、笑ってやれ!
堂々と、大胆に、不敵な笑みで、笑ってやれ!
こちとら、賭けに来たんだ!ってね。
運がわるけりゃ、もちろん難破する(笑)。
気付いたら知らない場所まで流されるだろうが、
そしたら、そこに根を張って、もう一度! 次の機会まで待てばいい。
もしそこが気に入ったのなら、そこに居座ればそれでいいさ。
Dragon Ash。1999年の名曲「Let yourself go, Let myself go」
この歌は、こんな事を歌ってる。
(*歌詞一部引用 ここから)
"行くあてもなく漂うのではなく、見据えた夢目指して舵をとる
かすかでも確実に前進、大切なのは前に出る姿勢
恐れからくる一歩の遅れ、それがもたらす致命的なLOSS
悩む前に体で反応。勇気あるものが持ちうる本能。"
(*歌詞一部引用 ここまで)
この言葉以外にも、この歌には、たくさんの財宝への手掛かりが落ちてる。
猛然と立ち向かい続け、
目の前の敵を睨みつけ、蹴り飛ばせ不安を!
今開けるのは、目の前のドアだ!
雲の切れ間に、見え隠れするその願いよ! 響き渡れ!
この歌をYOU TUBEでも着うたでもレンタルでもなんでもいい。
とにかく知ってくれ。
とにかく一行残らず歌われてる言葉を心に刻んでくれ。
そしてアタマの中のプレイヤーで何度も再生してほしい。
大荒れの海に向かうキミの、最高のクルーになる。必ず。
さあ、行って来い!
いざ、舵をとれ! 見据えた夢を目指して。
|