STORY
昼休み、いつもひとりぼっちでお弁当を食べていたアイツは仲間とこのフェスに出場し、数千人のオーディエンスから大歓声を浴びた。
アイツらは今もバンドを続けている。
客席からステージを見ていたあの子はこのフェスの帰り道、
友だちに「バンドやらない?」とLINEを送りバンドを結成した。
今、彼女たちはプロになり、数千人が入る全国のライブハウスを満員にしている。
あるアーティストは10代の頃、
このフェスの審査にギター1本を抱えてフラリとやってきた。
「バンドを組みたかったんですけど仲間が見つからなかったんで、とりあえず来ました」
彼がこの大会にエントリーした理由はただひとつ。
「自分がつくった音楽を、誰かに聞いてほしかった」
彼は今や、日本中の誰もが知る存在となった。
未来の鍵を握る ラジオの中の学校SCHOOL OF LOCK!は
2008年から2014年まで「閃光ライオット」
2015年から2019年まで「未確認フェスティバル」という形で
10代の衝動を受けとめてきた。
そして、2020年。
あれから、世界的なパンデミックの影響で、いろんなことが制限された。
「なんかやってみたい」それすら我慢せざるを得ないこともあったに違いない。
それでも。
その衝動は、消えてはいないはず。
君の「なんかやってみたい」の先にあるものを、
もう一度見てみたいし、たくさんの人に届けたい。
だから、もう一度始めます。
このプロジェクトを始めた時に初めてタッグを組んだ仲間、Sony Musicと一緒に。
マイナビ 閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK!、開催。
君の衝動を待ってる。
この3年間の間に、
10代から20代になってしまった君へ
“未確認フェスティバル”を最後に開催したのは2019年のこと。
あれから3年間、“SCHOOL OF LOCK!主催の10代限定夏フェス”は開催することができませんでした。
この間に20代になってしまったミュージシャンがいることは知っています。
たくさんのメッセージも届きました。
「今年こそ開催しないんですか? もう今年で10代最後なんです」
「あのフェスを目標にバンドを組んだのに、残念です……」
“未確認フェスティバル”も“閃光ライオット”も、10代という限りある時間の中で表現できることを大事にしてきたフェスです。
“10代限定”だからこそ意味がある。そう信じて、これまで続けてきました。
それでも。
この3年間の間に失ってしまった出逢いを、多くの“10代だったミュージシャン”たちの想いを無視してもいいのだろうか。
いいはずがありませんでした。
だから今年に限っては、この3年間の間に10代から20代になってしまった君からの応募も受け付けます。
10代だったミュージシャンの君へ。
もしも待っていてくれたなら。いや、待っていなくても、気が向いたなら。
君の音は、ぜひ受け止めさせてもらいます。
この3年を経て、今だからこそ鳴らせる音を聴かせてください。
勝手かもしれないけれど、待っています。