SCHOOL OF LOCK! | スカパー! 校内放送 ラッパーズ

DOTAMA先生登場!(後編)

校内放送ラッパーズ 2018年07月13日(金)

SCHOOL OF LOCK!

SCHOOL OF LOCK!



先週に引き続き、今週もDOTAMA先生が校内放送ラッパーズに登場!



とーやま校長「SCHOOL OF LOCK! 校長のとーやまです!」



あしざわ教頭「教頭のあしざわです。そして!」



R-指定先生「スカパー!校内放送ラッパーズの特別講師、CreepyNutsのR-指定です!」



とーやま校長「Rちゃん! 蒙古タンメン中本行ってみて!」



R-指定先生「あ……分かりました!」



あしざわ教頭「これ、行かないな(笑)」



とーやま校長「冷し味噌卵麺が最高だから食べてみて!」



R-指定先生「食べます!」



とーやま校長「新宿店! 林部長!」



あしざわ教頭「急に個人名やめてもらっていいですか(笑)」



とーやま校長「林部長に『とーやまから紹介されました』って言えば、『…おぉ!』って言ってくれるから」



R-指定先生「(笑)」



あしざわ教頭「別にサービスがあるわけではないんですね(笑)」



SCHOOL OF LOCK!



とーやま校長「さあ、先週に引き続き、今夜も特別授業です!ということで、R先生から呼び出しの方をお願いいたします!」





<ピンポンパンポーン>





R-指定先生「先生の呼び出しをします! 校内放送ラッパーズ特別講師、DOTAMA先生! 今すぐ放送室に来てください!」



DOTAMA先生「レッドカード!」



あしざわ教頭「レッドカード出ちゃった!(笑)」



とーやま校長「DOTAMA先生から誰にレッドカード出たのかが問題ですよ」



DOTAMA先生「さっき、蒙古タンメン中本さんのポイントカードを見せていただいたんですけど…」



とーやま校長「あ、僕のですね」



DOTAMA先生「それがレッドカードをインスピレーションさせたもので」



R-指定先生「確かに赤い!」



とーやま校長「自分でポイントを貯めてるカードを自分に突きつけられて退場ってことですか…ありがとうございました! 魂だけは置いていこうと思います!」



あしざわ教頭「困る困る!(笑)」



とーやま校長「(笑) 改めまして、DOTAMA先生よろしくお願いいたします!」



DOTAMA先生「よろしくお願いします!」



SCHOOL OF LOCK!



とーやま校長「今もライブの時はスーツを着られてるんですか?」



DOTAMA先生「ワンマンライブとか自分のイベントの時は着させていただいてますね。基本着るときは着ます」



とーやま校長「DOTAMA先生のイメージって言ったらやっぱりスーツなんですけど、それは生い立ちとかも関係しているんですか?」



DOTAMA先生「そうですね。あと、『ヒップホップはリアルたれ』みたいな思想もあって。

自分のリアルってなんだろうって考えた時に、10年間サラリーマンだったので、サラリーマンとしてのバックボーンだったりを自分のステージに出せないかな、と思ってスーツを着てライブをやったりしていましたね」



とーやま校長「そこから来てるんですね。ヒゲは最近剃られているんですか?」



DOTAMA先生「元々、(フリースタイル)ダンジョンに出ていた時期にずっとヒゲを生やしていたので、そのイメージがあるのかもしれないです」



あしざわ教頭「その印象がめっちゃ強いですよね」



R-指定先生「逆に、その前って…」



DOTAMA先生「10年間、ずっとヒゲは生やしてなかったんですよ」



R-指定先生「なかったですよね! だから、ダンジョンに出て来た時にヒゲ生えてて、”あっ、DOTAMAさんヒゲ生えてる!”って思ったんですけど、それが今ではDOTAMAさんのイメージになってますよね」



SCHOOL OF LOCK!



DOTAMA先生「R-指定くんが正しくて、元はヒゲがないのがデフォルトなんです」



あしざわ教頭「なんであの時期ヒゲを生やそうと思ったんですか?」



DOTAMA先生「気分!」



とーやま校長「これ、リアルですね(笑) 逆に、今のDOTAMA先生の方が意外です」



DOTAMA先生「オフシーズンのパリーグ選手みたいな気分を味わってみたくて(笑)」



あしざわ教頭「そうだったんだ(笑)」



SCHOOL OF LOCK!



DOTAMA先生は、最近俳優としてドラマやCM、舞台などに出演されたり、今年5月には「怒れる頭」という自伝本を出されたりと、音楽以外の活動も増えています!



とーやま校長「古谷実先生原作のドラマ『ワニとかげぎす』にも出られていましたよね!」



DOTAMA先生「ありがとうございます! 本当ちょい役のちょい役だったんですけど、出させていただきました!」



とーやま校長「どういうきっかけでドラマ出演されることになったんですか?」



DOTAMA先生「あれは、フリースタイルダンジョンでラスボスをやっていた般若さんという方と曲を作ったんですけど、それのMVを見て演技やってみませんか? ってお話をいただいたんです。

でも、最終的には自分の音源とかライブやアーティスト活動に還元できれば良いかな、と思いながらやらせてもらっているんですけど」



あしざわ教頭「自伝本を出されたのも、それの一つだったりするんですか?」



DOTAMA先生「自伝本は会社が出せと言ったので…」



とーやま校長「急にビジネスの話(笑)」



あしざわ教頭「普通にそういう話しちゃうんですね(笑)」



SCHOOL OF LOCK!



とーやま校長「どういう意図があって出版されることになったんですか?」



DOTAMA先生「別に僕は物書きでもなんでもないんですけど、自分の人生を振り返るってなかなかないじゃないですか。生まれた時からの自分の人生を思い出していく作業は、自分の音楽的趣向だったり、自分がその時に何を思っていたのかとかを知れましたね。

僕、元々3兄弟だったんですけど、次男が10年前に亡くなってまして。だけど、身の上話を音楽ではしたくなかったんです。でも、初めてそういう話を自伝で話したりして、今のアーティストとしての根幹を見るきっかけにもなって、ありがたかったですね」



そして、来月にはDOTAMA先生の2マンLIVE『社交辞令 vol.5』も開催されます!



とーやま校長「あ…8月26日か……」



あしざわ教頭「校長先生どうしたんです?」



とーやま校長「DOTAMA先生のライブにぜひおじゃましたいなって思ったんですけど、この日、未確認フェスティバルのファイナルが新木場でありまして…。この瞬間からライバルになってしまった…すみません!」



あしざわ教頭「どこでライバル視してるんですか(笑)」



とーやま校長「そんなDOTAMA先生迎えての特別授業は……!」



我が校にある掲示板のうちの一つ[ラップ掲示板]

今日は、そこに書き込まれた生徒の質問を時間の許す限り読んでいき、DOTAMA先生とR-指定先生に答えていただきます!




ラップデビュー指南お願いします!
僕は1年ほど前から、ラップに興味を持ち始めました。
最初はただただすごい!という感じだったのですが、最近受験も終わり、時間に余裕が出来て、自分もラップやってみたい!という思いが強くなりました。
でも、周りにはサイファーどころか、ラップに興味がある人すらいないので、どこから始めればいいかわかりません。
1人でバトルビートを流して、フリースタイルラップをやろうにもうまくできませんし、もう万策尽きました。
この様な思いを抱いてる人は僕だけじゃないと思います。
ラップデビュー指南お願いします。
とまとん。
男性/19歳/静岡県



DOTAMA先生「それ、俺ですね!」



とーやま校長「いつかのDOTAMA先生だと!」



SCHOOL OF LOCK!



DOTAMA先生「10代の時の僕です。僕、栃木県佐野市の生まれで、今でこそこれだけサイファーっていうのがあるんですけど、15、6年前なんて全く無かったので!

そもそもヒップホップを聴いている人が周りにいなかったし、クラブに行っても独特のシーンを形成していて輪に入れなかったりしたんです。自分の溶け込む努力が甘かったりもしましたけど、そういう時こそ音源作りですよね!

僕は元々、自分の家にこもってずっと曲を作っているのが好きだったので、サイファーをやりだしたのも25歳過ぎてからなんです」



とーやま校長「これは、遅いといえば遅いっていうことなんですか?」



R-指定先生「だいぶ後の方ですね」



DOTAMA先生「アラサーになってから『YO!! YO!!』みたいなサイファーをやりだすっていう……」



とーやま校長「そこまでは、ずっと自分の家にこもって、来たるべき時のためにビルドアップ出来るものはし続けてきたんですね」



DOTAMA先生「そうですね。現場でも若い方に『どうやったらラップ上手くなれますか? カッコよくなれますか?』って聞かれるんですけど、僕は『上手くなりたかったらサイファーをやって、カッコいいラップをしたくなったら音源を作った方が良い』って言うんです」



R-指定先生「素晴らしい!」



DOTAMA先生「音源って、自分がどういうラップをしてるかって繰り返し聴くから、それで自分のカッコよさを磨くことができるんですよ」



R-指定先生「今めっちゃ、なるほど!! って思いました!」



DOTAMA先生「応援してます!」





♪ 音楽ワルキューレ3 / DOTAMA





とーやま校長「改めて、ラップが上手くなるためにはサイファー。カッコよくなるためには曲を作り続けると!」



DOTAMA先生「そうですね。自分のライブを映像で撮って見てみたり、曲作りっていうのは客観的に自分のラップを見つめる作業でもあるので、そうしていくとどんどん磨かれると思うんです。

サイファーって基礎体力はすごいつくんですけど、良い意味で見られ方を気にするので、よりカッコよくなっていくんじゃないのかな、と思います!」



とーやま校長「今のDOTAMA先生の言葉で、めっちゃ明確になった生徒たくさんいるんじゃないですか!」



SCHOOL OF LOCK!



R-指定先生「ほんまそうやと思います! だって、何をすれば良いのかしっかり言ってくれてるから、俺もなるほど〜って思ったので、これから俺もそれを使います!」


あしざわ教頭「明言しちゃった(笑)」



とーやま校長「じゃあ、それを見つけたら『あれはDOTAMA先生のパクリです!』って言います!」



あしざわ教頭「誰も得しないな!」


さあ、2週にわたって特別授業を行なってきましたけれど、そろそろお別れのお時間となってしまいました!



とーやま校長「DOTAMA先生、本当にありがとうございました!」



DOTAMA先生「こちらこそありがとうございます。楽しかったです!」



とーやま校長「最後に、何かありましたら…」



DOTAMA先生「とりあえず、新宿の冷し味噌卵麺を…」



あしざわ教頭「出た!」



とーやま校長「蒙古タンメン中本の冷やし味噌卵麺ですね! めちゃめちゃ美味しいですよ! 油少なめがオススメですね。麺の量も決められますから」



DOTAMA先生「とーやまさんの相方の五明さんにもガンガン薦められたので行ってみたいと思います」



とーやま校長「ぜひ、行ってください! なんなら案内もしますから」



SCHOOL OF LOCK!



ということで、「スカパー!校内放送ラッパーズ」は、来週金曜日に再び開講!

来週は、DTラップクルー1発目の経過報告を行います!



DOTAMA先生、R-指定先生、今夜もありがとうございました!
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