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Creepy Nuts先生が特別講師を務める、ラップの授業、校内放送ラッパーズ
3月いっぱいで一旦、閉講となります。
約1年間、聞いてくれてありがとうございました!
DOTAMA先生登場!(前編)
校内放送ラッパーズ 2018年07月06日(金)
とーやま校長「SCHOOL OF LOCK! 校長のとーやまです!」
あしざわ教頭「教頭のあしざわです。そして!」
R-指定先生「スカパー!校内放送ラッパーズの特別講師、CreepyNutsのR-指定です!」
とーやま校長「Rちゃん、ちょっと声が……」
R-指定先生「そうなんですよ。ツアーでちょっと声がね」
とーやま校長「今、まさに真っ最中じゃないですか! 今のところ調子はどうですか?」
R-指定先生「今のところ、すごい楽しんでいるんですけど、熊本・長崎らへんで俺ががっつり体調崩してしまって。
ライブ終わったら点滴打ちに行って、経口補水液という点滴がわりのものを飲みながらライブするっていう…。これ、全盛期のKICK THE CAN CREWも同じ経験があるらしいんですよ」
とーやま校長「えぇ〜っ!!」
あしざわ教頭「それはヤバい!」
R-指定先生「KICKは紅白の楽屋で点滴打ってたって言ってたんで、森さん(CreepyNutsのマネージャーさん)と”そういうことにしよう!”って(笑)」
あしざわ教頭「それ、今言っちゃダメでしょ(笑)」
R-指定先生「話を盛って盛って、そういうことにしました(笑)」
とーやま校長「先週もお知らせした通り、今夜はゲスト講師を迎えた特別授業ということで、R先生から呼び出しの方をお願いいたします!」
<ピンポンパンポーン>
R-指定先生「先生の呼び出しをします! 校内放送ラッパーズ、DOTAMA先生! 今すぐ放送室に来てください!」
DOTAMA先生「はーい。こんばんは〜」
とーやま校長「こんばんは! DOTAMA先生ですよね!」
DOTAMA先生「はい。ラッパーのDOTAMAです。よろしくお願いします!」
あしざわ教頭「よろしくお願いします!」
とーやま校長「まず、お二人の関係性から伺ってもいいですか? R先生がDOTAMA先生を呼び出すというのは、普通のことなんですか?」
R-指定先生「いや、おかしいですよ! 先輩なので(笑)」
とーやま校長「先輩呼び出してるんですか!」
あしざわ教頭「R先生とはどういう関係なんですか?」
DOTAMA先生「友好的な関係ですね」
R-指定先生「そうですよ! みんながやたらそういう風に煽ってくるんですけど、2時間くらい電話したりしますからね!」
とーやま校長「どんな話するんですか?」
DOTAMA先生「お互いラッパーとしてお仕事させてもらっているんで、色々と積もる話もあって、バトルだけの関係ではないので普通に仲良くさせてもらってます」
R-指定先生「最初は普通にバトルの話で、”次のダンジョンどうする?”っていう話をしてるかと思いきや、話が脱線してお互いのツアーの話とか、曲の話とかしてますね。俺、DOTAMAさんにアルバムの感想とか送りましたもん! 『最高です!』って」
DOTAMA先生「ありがとうございます!」
とーやま校長「じゃあ、DOTAMA先生としては、R先生に呼び出しを食らったのも、別になんとも思ってないと」
DOTAMA先生「はい。あの…本当にありがとうございます」
あしざわ教頭「腰が低い(笑)」
とーやま校長「ちょっと俺はヒリヒリとした怖いものを少しだけ感じたけど…(笑)」
DOTAMAさんは本当に僕のヒーロです!めちゃくちゃカッコよくて大好きっす!
DOTAMA先生「ありがとうございます! これ、本当ですか? ヤラセとかじゃないですよね?」
あしざわ教頭「なんで疑うんですか(笑) ピュアな気持ちを送ってくれたんですよ!」
とーやま校長「DOTAMA先生を持ち上げるための仕込みとかじゃないですから(笑)」
改めて、DOTAMA先生は、栃木県出身のラッパー。地元栃木県で10年間サラリーマンをされた後に上京。
これまでに4枚のソロアルバムをリリースされていて、去年はフリースタイルバトル日本一を決める「UMB GRAND CHAMPIONSHIP」で優勝。
R-指定先生と同じく、フリースタイルダンジョンの初代モンスターとしても出演されておりました!
とーやま校長「芸歴だけ見ても、ものすごい色んなことがある人生だなって思うんですけど、10年間サラリーマンをやられていたんですよね」
DOTAMA先生「そうですね。もともと、高校卒業した18歳から地元のしがないホームセンターでサラリーマンをやっていまして。園芸とペット部門でずっと働いてました」
あしざわ教頭「ええっ! ペット部門だったんですか!」
DOTAMA先生「商品の仕入れ、営業、売り場設置、接客、全部やってましたね」
とーやま校長「でも、その時からラッパーになりたいという想いはフツフツとあったんですよね?」
DOTAMA先生「一応、地元のライブハウスとか、群馬県のライブハウスで仕事と並行して自分のイベントもやったりしてたんですけど、今から6年前に脱サラして上京して、そのあとは東京でこれ一本でやらせてもらってます。それまではずっと並行してやっていましたね」
とーやま校長「その決意した時っておいくつの時なんですか?」
DOTAMA先生「27歳ですね」
とーやま校長「上京するって言った時の周りの人の反応っていかがでした?」
DOTAMA先生「全然理解されなかったし、そもそもラップって他の音楽ジャンルに比べて認知度が低いというか、親に言っても”ラップって何? ヒップホップって何!?”って感じなんです」
R-指定先生「そうですよね。やっぱり、ギター担いで上京してくるって感じじゃないですもんね」
DOTAMA先生「そうそう。しかも、僕の両親が両方とも教員だったんですね。僕の祖父も教員で、ひいおじいさんは僕が通っていた小学校の最初の校長先生だったんです」
とーやま校長「ウソぉ!」
R-指定先生「ずっと先生の家系!」
DOTAMA先生「教員一族で、僕は3兄弟の長男だったんですけど、突然『ラッパーになる!』って言い出したので…(笑)」
あしざわ教頭「それは猛反対されるでしょう!」
とーやま校長「こんなこと言ったらアレですけど、ホームセンターの時点で”んんっ?”って思ってたかもしれないですよね(笑)」
DOTAMA先生「ヴェロキラプトルばりの冷たい目で見られてましたね」
とーやま校長「そこをどうやってくぐり抜けて説得して、今に至るんですか?」
DOTAMA先生「当時はほとんど理解されないまま上京して。でも、この5、6年で東京で色んなお仕事をいただけて、ダンジョンもあったりしたので次第に両親も理解してくれるようになって。今では普通に自分のワンマンライブとか観に来てくれて、本当にありがたいです」
とーやま校長「R先生とはどのあたりでお知り合いになられたんですか?」
R-指定先生「初めて会ったのって2010年ですよね!」
DOTAMA先生「2010年のCLUB CITTA'(クラブチッタ)でULTIMATE MC BATTLEの1回戦で晋平太っていうラッパーとものすごい激戦を繰り広げているのを観て、”ヤバかったよ!”って声をかけたんです。まさか、翌年に僕が東京代表、彼が大阪代表で当たるとは思わなくて…(笑)」
とーやま校長「その時の戦いっぷりはどんな感じだったんですか?」
R-指定先生「その時は俺が瞬殺でボコボコにされたんですよ(笑)」
とーやま校長・あしざわ教頭「エエーーーッ!」
とーやま校長「DOTAMA先生もその時のことは覚えてらっしゃいます?」
DOTAMA先生「覚えてますね。もうその時の彼は若手の最筆頭みたいな感じだったので、これはもうエンジンかかる前に潰すしかないと思ってましたね」
とーやま校長「なるほどね!」
R-指定先生「主催側も10代の僕を優勝候補みたいな感じですごい変な持ち上げ方をしたので、そりゃみんな殺しに来るやろみたいな(笑) で、一発でバン!と行かれて、すごい恥をかいた思い出があります」
あしざわ教頭「すごいなあ〜」
とーやま校長「そもそも、DOTAMA先生がラップに目覚めたのはいつくらいなんです?」
DOTAMA先生「僕が学生の時はミクスチャーがムーブメントとしてすごく盛り上がっていて」
とーやま校長「ミクスチャーっていうのは、ロックとかヒップホップとかをごちゃ混ぜにしている音楽のことですよね」
DOTAMA先生「そうです。Dragon Ashさんとか、PENPALSさん、山嵐さんとか…。そこら辺から入って、そのあとにディープなヒップホップの方を聴くようになって。海外のアーティストや、国内の諸先輩がたの作品とかをチェックするようになってヒップホップに入って行きましたね」
とーやま校長「ラップを志してからは紆余曲折あった感じですか? しんどいな…っていう時期もあったりしました?」
DOTAMA先生「上京してからは全然ライブオファーない時もあったし、いっぱいいっぱいな時ももちろんありましたね。
でも、本当に好きだったし、ラップが楽しかったので大変な思いをしても家に帰って好きな曲を聴いたり、自分の曲を作り出したりすると忘れられたので、それはすごく助かってましたね」
とーやま校長「僕、DOTAMA先生の楽曲が好きでよく聴かせてもらったりしているんですけど、痛烈な言葉たちもいっぱいありますけど、聴いてくれている人への感謝とか、支えてくれた人への愛とか、ものすごい感じるんです。そういうのも活動していくにあたって、めちゃめちゃ大きいことだったんですか?」
DOTAMA先生「そうですね。MCバトルはMCバトルで、ディスっていう一つのエンターテイメントなんですよ。あれはラップの一つの在り方であって、よく揶揄(やゆ)される『親に感謝言い過ぎ』とか、別にそれもラップの在り方の一つでしかなくて。
ヒップホップってそれだけ懐の深い文化で、色んな表現が出来るんですよね。だから、R-指定くんもわかると思うんですけど、我々はどうしてもMCバトルで名前を知ってもらったところがあるので、それを更に乗り越えて色んな表現を面白おかしく、楽しく、カッコ良く出来るのがヒップホップじゃないかな、って思いながら自分の作品をやらせてもらってます」
♪ 悪役 / DOTAMA
とーやま校長「現在発売になっております、DOTAMA先生の『悪役』というアルバム。1曲目の『ディスっていいとも』とかもそうですし、聴いていて単純に気持ちがいいですよね! ”そうだよ!”って思える曲もいっぱいあります!」
R-指定先生「”こういう辛辣な言葉を放っている俺も、お前も、悪いやつやぞ。”っていう目線がちゃんと最後に入って来るのが、素晴らしいですよね。ただ単に口汚く罵るだけじゃなくて、”言うやつは言われる覚悟があって言っているんだ。”っていう、今のネット社会に対するメッセージになっているんですよ」
とーやま校長「それと相反するかのごとく、仲間への愛も詰まったアルバムですよね!」
DOTAMA先生「ありがとうございますっ!!!!」
とーやま校長「で、DOTAMA先生。実はもう時間が来てしまって…。でも、まだまだお話聞きたいので、来週も来てもらえるってことで…どうです?」
DOTAMA先生「是非是非、よろしくお願いします!」
あしざわ教頭「いいんですか!」
とーやま校長「話し足りないこととか、好きなことを来週は喋ってもらって!」
DOTAMA先生「アディショナルタイムですね!」
あしざわ教頭「急にサッカー用語出て来た!」
とーやま校長「もしかしたらアディショナルタイム11分くらい取る可能性もあります!」
あしざわ教頭「だいぶあるな!(笑)」
ということで、来週もDOTAMA先生が校内放送ラッパーズに登場!
生徒からの質問にも答えてもらう予定なので、DOTAMA先生に聞きたいことがある生徒は【 ラップ掲示板 】にどんどん書き込んでくれ!!
「スカパー!校内放送ラッパーズ」は、来週金曜日に再び開講!
R-指定先生、今夜もありがとうございました!
あしざわ教頭「教頭のあしざわです。そして!」
R-指定先生「スカパー!校内放送ラッパーズの特別講師、CreepyNutsのR-指定です!」
とーやま校長「Rちゃん、ちょっと声が……」
R-指定先生「そうなんですよ。ツアーでちょっと声がね」
とーやま校長「今、まさに真っ最中じゃないですか! 今のところ調子はどうですか?」
R-指定先生「今のところ、すごい楽しんでいるんですけど、熊本・長崎らへんで俺ががっつり体調崩してしまって。
ライブ終わったら点滴打ちに行って、経口補水液という点滴がわりのものを飲みながらライブするっていう…。これ、全盛期のKICK THE CAN CREWも同じ経験があるらしいんですよ」
とーやま校長「えぇ〜っ!!」
あしざわ教頭「それはヤバい!」
R-指定先生「KICKは紅白の楽屋で点滴打ってたって言ってたんで、森さん(CreepyNutsのマネージャーさん)と”そういうことにしよう!”って(笑)」
あしざわ教頭「それ、今言っちゃダメでしょ(笑)」
R-指定先生「話を盛って盛って、そういうことにしました(笑)」
とーやま校長「先週もお知らせした通り、今夜はゲスト講師を迎えた特別授業ということで、R先生から呼び出しの方をお願いいたします!」
<ピンポンパンポーン>
R-指定先生「先生の呼び出しをします! 校内放送ラッパーズ、DOTAMA先生! 今すぐ放送室に来てください!」
DOTAMA先生「はーい。こんばんは〜」
とーやま校長「こんばんは! DOTAMA先生ですよね!」
DOTAMA先生「はい。ラッパーのDOTAMAです。よろしくお願いします!」
あしざわ教頭「よろしくお願いします!」
とーやま校長「まず、お二人の関係性から伺ってもいいですか? R先生がDOTAMA先生を呼び出すというのは、普通のことなんですか?」
R-指定先生「いや、おかしいですよ! 先輩なので(笑)」
とーやま校長「先輩呼び出してるんですか!」
あしざわ教頭「R先生とはどういう関係なんですか?」
DOTAMA先生「友好的な関係ですね」
R-指定先生「そうですよ! みんながやたらそういう風に煽ってくるんですけど、2時間くらい電話したりしますからね!」
とーやま校長「どんな話するんですか?」
DOTAMA先生「お互いラッパーとしてお仕事させてもらっているんで、色々と積もる話もあって、バトルだけの関係ではないので普通に仲良くさせてもらってます」
R-指定先生「最初は普通にバトルの話で、”次のダンジョンどうする?”っていう話をしてるかと思いきや、話が脱線してお互いのツアーの話とか、曲の話とかしてますね。俺、DOTAMAさんにアルバムの感想とか送りましたもん! 『最高です!』って」
DOTAMA先生「ありがとうございます!」
とーやま校長「じゃあ、DOTAMA先生としては、R先生に呼び出しを食らったのも、別になんとも思ってないと」
DOTAMA先生「はい。あの…本当にありがとうございます」
あしざわ教頭「腰が低い(笑)」
とーやま校長「ちょっと俺はヒリヒリとした怖いものを少しだけ感じたけど…(笑)」
DOTAMAさんは本当に僕のヒーロです!めちゃくちゃカッコよくて大好きっす!
グッキー欅大好き
男性/18歳/青森県
男性/18歳/青森県
DOTAMA先生「ありがとうございます! これ、本当ですか? ヤラセとかじゃないですよね?」
あしざわ教頭「なんで疑うんですか(笑) ピュアな気持ちを送ってくれたんですよ!」
とーやま校長「DOTAMA先生を持ち上げるための仕込みとかじゃないですから(笑)」
改めて、DOTAMA先生は、栃木県出身のラッパー。地元栃木県で10年間サラリーマンをされた後に上京。
これまでに4枚のソロアルバムをリリースされていて、去年はフリースタイルバトル日本一を決める「UMB GRAND CHAMPIONSHIP」で優勝。
R-指定先生と同じく、フリースタイルダンジョンの初代モンスターとしても出演されておりました!
とーやま校長「芸歴だけ見ても、ものすごい色んなことがある人生だなって思うんですけど、10年間サラリーマンをやられていたんですよね」
DOTAMA先生「そうですね。もともと、高校卒業した18歳から地元のしがないホームセンターでサラリーマンをやっていまして。園芸とペット部門でずっと働いてました」
あしざわ教頭「ええっ! ペット部門だったんですか!」
DOTAMA先生「商品の仕入れ、営業、売り場設置、接客、全部やってましたね」
とーやま校長「でも、その時からラッパーになりたいという想いはフツフツとあったんですよね?」
DOTAMA先生「一応、地元のライブハウスとか、群馬県のライブハウスで仕事と並行して自分のイベントもやったりしてたんですけど、今から6年前に脱サラして上京して、そのあとは東京でこれ一本でやらせてもらってます。それまではずっと並行してやっていましたね」
とーやま校長「その決意した時っておいくつの時なんですか?」
DOTAMA先生「27歳ですね」
とーやま校長「上京するって言った時の周りの人の反応っていかがでした?」
DOTAMA先生「全然理解されなかったし、そもそもラップって他の音楽ジャンルに比べて認知度が低いというか、親に言っても”ラップって何? ヒップホップって何!?”って感じなんです」
R-指定先生「そうですよね。やっぱり、ギター担いで上京してくるって感じじゃないですもんね」
DOTAMA先生「そうそう。しかも、僕の両親が両方とも教員だったんですね。僕の祖父も教員で、ひいおじいさんは僕が通っていた小学校の最初の校長先生だったんです」
とーやま校長「ウソぉ!」
R-指定先生「ずっと先生の家系!」
DOTAMA先生「教員一族で、僕は3兄弟の長男だったんですけど、突然『ラッパーになる!』って言い出したので…(笑)」
あしざわ教頭「それは猛反対されるでしょう!」
とーやま校長「こんなこと言ったらアレですけど、ホームセンターの時点で”んんっ?”って思ってたかもしれないですよね(笑)」
DOTAMA先生「ヴェロキラプトルばりの冷たい目で見られてましたね」
とーやま校長「そこをどうやってくぐり抜けて説得して、今に至るんですか?」
DOTAMA先生「当時はほとんど理解されないまま上京して。でも、この5、6年で東京で色んなお仕事をいただけて、ダンジョンもあったりしたので次第に両親も理解してくれるようになって。今では普通に自分のワンマンライブとか観に来てくれて、本当にありがたいです」
とーやま校長「R先生とはどのあたりでお知り合いになられたんですか?」
R-指定先生「初めて会ったのって2010年ですよね!」
DOTAMA先生「2010年のCLUB CITTA'(クラブチッタ)でULTIMATE MC BATTLEの1回戦で晋平太っていうラッパーとものすごい激戦を繰り広げているのを観て、”ヤバかったよ!”って声をかけたんです。まさか、翌年に僕が東京代表、彼が大阪代表で当たるとは思わなくて…(笑)」
とーやま校長「その時の戦いっぷりはどんな感じだったんですか?」
R-指定先生「その時は俺が瞬殺でボコボコにされたんですよ(笑)」
とーやま校長・あしざわ教頭「エエーーーッ!」
とーやま校長「DOTAMA先生もその時のことは覚えてらっしゃいます?」
DOTAMA先生「覚えてますね。もうその時の彼は若手の最筆頭みたいな感じだったので、これはもうエンジンかかる前に潰すしかないと思ってましたね」
とーやま校長「なるほどね!」
R-指定先生「主催側も10代の僕を優勝候補みたいな感じですごい変な持ち上げ方をしたので、そりゃみんな殺しに来るやろみたいな(笑) で、一発でバン!と行かれて、すごい恥をかいた思い出があります」
あしざわ教頭「すごいなあ〜」
とーやま校長「そもそも、DOTAMA先生がラップに目覚めたのはいつくらいなんです?」
DOTAMA先生「僕が学生の時はミクスチャーがムーブメントとしてすごく盛り上がっていて」
とーやま校長「ミクスチャーっていうのは、ロックとかヒップホップとかをごちゃ混ぜにしている音楽のことですよね」
DOTAMA先生「そうです。Dragon Ashさんとか、PENPALSさん、山嵐さんとか…。そこら辺から入って、そのあとにディープなヒップホップの方を聴くようになって。海外のアーティストや、国内の諸先輩がたの作品とかをチェックするようになってヒップホップに入って行きましたね」
とーやま校長「ラップを志してからは紆余曲折あった感じですか? しんどいな…っていう時期もあったりしました?」
DOTAMA先生「上京してからは全然ライブオファーない時もあったし、いっぱいいっぱいな時ももちろんありましたね。
でも、本当に好きだったし、ラップが楽しかったので大変な思いをしても家に帰って好きな曲を聴いたり、自分の曲を作り出したりすると忘れられたので、それはすごく助かってましたね」
とーやま校長「僕、DOTAMA先生の楽曲が好きでよく聴かせてもらったりしているんですけど、痛烈な言葉たちもいっぱいありますけど、聴いてくれている人への感謝とか、支えてくれた人への愛とか、ものすごい感じるんです。そういうのも活動していくにあたって、めちゃめちゃ大きいことだったんですか?」
DOTAMA先生「そうですね。MCバトルはMCバトルで、ディスっていう一つのエンターテイメントなんですよ。あれはラップの一つの在り方であって、よく揶揄(やゆ)される『親に感謝言い過ぎ』とか、別にそれもラップの在り方の一つでしかなくて。
ヒップホップってそれだけ懐の深い文化で、色んな表現が出来るんですよね。だから、R-指定くんもわかると思うんですけど、我々はどうしてもMCバトルで名前を知ってもらったところがあるので、それを更に乗り越えて色んな表現を面白おかしく、楽しく、カッコ良く出来るのがヒップホップじゃないかな、って思いながら自分の作品をやらせてもらってます」
♪ 悪役 / DOTAMA
とーやま校長「現在発売になっております、DOTAMA先生の『悪役』というアルバム。1曲目の『ディスっていいとも』とかもそうですし、聴いていて単純に気持ちがいいですよね! ”そうだよ!”って思える曲もいっぱいあります!」
R-指定先生「”こういう辛辣な言葉を放っている俺も、お前も、悪いやつやぞ。”っていう目線がちゃんと最後に入って来るのが、素晴らしいですよね。ただ単に口汚く罵るだけじゃなくて、”言うやつは言われる覚悟があって言っているんだ。”っていう、今のネット社会に対するメッセージになっているんですよ」
とーやま校長「それと相反するかのごとく、仲間への愛も詰まったアルバムですよね!」
DOTAMA先生「ありがとうございますっ!!!!」
とーやま校長「で、DOTAMA先生。実はもう時間が来てしまって…。でも、まだまだお話聞きたいので、来週も来てもらえるってことで…どうです?」
DOTAMA先生「是非是非、よろしくお願いします!」
あしざわ教頭「いいんですか!」
とーやま校長「話し足りないこととか、好きなことを来週は喋ってもらって!」
DOTAMA先生「アディショナルタイムですね!」
あしざわ教頭「急にサッカー用語出て来た!」
とーやま校長「もしかしたらアディショナルタイム11分くらい取る可能性もあります!」
あしざわ教頭「だいぶあるな!(笑)」
ということで、来週もDOTAMA先生が校内放送ラッパーズに登場!
生徒からの質問にも答えてもらう予定なので、DOTAMA先生に聞きたいことがある生徒は【 ラップ掲示板 】にどんどん書き込んでくれ!!
「スカパー!校内放送ラッパーズ」は、来週金曜日に再び開講!
R-指定先生、今夜もありがとうございました!