SCHOOL OF LOCK! | スカパー! 校内放送 ラッパーズ

我が校の生徒の「高校生デビュー」!

校内放送ラッパーズ 2018年06月01日(金)

SCHOOL OF LOCK!

「スカパー!校内放送ラッパーズ」

4週目は我が校の生徒が登場!

今月のテーマは『高校デビュー』!!



とーやま校長「SCHOOL OF LOCK! 校長のとーやまです!」



あしざわ教頭「教頭のあしざわです。そして!」



R-指定先生「スカパー!校内放送ラッパーズの特別講師、CreepyNutsのR-指定です!」



とーやま校長「Rちゃん!」



R-指定先生「どーも、こーちょう!」



あしざわ教頭「ちゃんと返してくれるようになって来たじゃないですか!(笑)」




SCHOOL OF LOCK!



とーやま校長「(笑) R先生、ビースティ・ボーイズお好きですよね?」



R-指定先生「はい!」



とーやま校長「ビースティ・ボーイズっていうのは、アメリカの3人組グループで、1人亡くなられているんだけど、ラップもやるしパンクバンドでもあるし、ロックフェスだったらヘッドライナーをずっとやるような人たちなんですけど、R先生がよく曲を…あのー…」



R-指定先生「あのー、ねっ。ラジオでこう、ちょっとね? ……急にみんなの歯切れが悪くなった!(笑)」



あしざわ教頭「まあまあ(笑)」



とーやま校長「この間流れた1曲目が『SURE SHOT』で。10代の時に『SURE SHOT』を聴いて、”めっちゃかっこいい!”って思ってアルバムを買いに行った思い出があるんです」



SCHOOL OF LOCK!



R-指定先生「僕もビースティ・ボーイズは好きなんですけど、そこまで詳しくなくて。どちらかというと、その世代の人らよりかは分かりやすくエミネムとか、50セントとかを中学校の時に好きになったんですよ。後追いでそういうクラシックの人を追っていたから、代表曲くらいしか知らなくて、『SURE SHOT』は、ディレクターの方が”これ、かっこいいですよね”ってかけてくれたんですけど、俺も松永も『SURE SHOT』知らなくて」



とーやま校長「そうなんですね!」



R-指定先生「ビースティのイメージって、あのイメージじゃなく好きやったんで、聴いたときは”渋っ!”と思って」



とーやま校長「確かに、もっとポップとかおちゃらけた感じの曲が多いですよね」



R-指定先生「日本の若い人も影響受けているのかな、って思うバンドがいるんですよね。間違っていたら申し訳ないんですけど、パノラマパナマタウンとか、多分ビースティ好きなんじゃないかなって思うんです。それこそバンド畑で楽器も持つけど、かじる程度じゃなくてしっかり全部ラップの曲もやったりする、みたいな」



とーやま校長「今、活躍されているラッパーの方でもビースティ・ボーイズに影響を受けている方たくさんいらっしゃると思います」


R-指定先生「たくさんおると思いますね!」



とーやま校長「ぜひ、10代のみんなにもかっこいい曲いっぱいあるので、聴いてみてほしい!」



SCHOOL OF LOCK!




改めてこの授業は、我が校の『RAP LOCKS!』と、BSスカパー!『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』がタッグを組んでおくる、ラップの授業!



特別講師のR-指定先生が月替わりでテーマを発表!

それを元に、毎月1週目から3週目は、これまでの『高校生RAP選手権』出場者の3人が、"校内放送ラッパーズ"として登場し、“お手本”となるラップを披露!



4週目には、SCHOOL OF LOCK!の生徒が登場し、同じテーマで、ラップを披露してもらう!

今週は、4週目! ということで、我が校の生徒が登場!



<ピンポンパンポーン>



R-指定先生北海道 18歳 男の子 キシリトール! 今すぐ放送室に来なさい!」



キシリトール「失礼します! 北海道 18歳 キシリトールです!」



とーやま校長「18歳ってことは、この春からは?」



キシリトール「教育大を目指して浪人中です!」



とーやま校長「浪人中か! 今現在の浪人生活はどうだ?」



キシリトール「そんなに”勉強! 勉強!”って感じじゃないので悔いはないです」



とーやま校長「そうなんだね。何か将来やりたい仕事とかあるの?」



キシリトール体育の教師になりたいです!」



とーやま校長「体育の先生か! なんで体育の先生になりたいって思ったの?」



キシリトール「僕自身、自然が好きなのでアウトドア系だったり、野球をやっていたので野球を教えたり、体育を通して様々なことを子供たちに教育できたらなって思ってなりたいと思いました」



R-指定先生「すごい喋り方がしっかりしていて、本物の先生みたい!」



とーやま校長「すでにその空気ありますよね! でも、ラップもやっているんだもんね」



キシリトール「そうですね!」



SCHOOL OF LOCK!



とーやま校長「ラップ送ってくれてありがとう! ラップはいつくらいからやっているの?」



キシリトール「高校1年の夏からですね。友達2人がラップをやっていて、僕も友達になりたいと思って色々と調べてみたんですけど、そこで初めてDOTAMAさんの『音楽ワルキューレ2』を聴いて。こんなに思っていることをストレートに言える音楽ってすごいなって思ってどんどんはまって行って、毎日の出来事を曲にしていったのが始まりですね」



R-指定先生「曲入りや!」



とーやま校長「じゃあ、今まで自分でも曲を作ってきているってこと?」



キシリトール「そうですね!」



とーやま校長「それはどこかに披露とかしてきたの?」



キシリトール「いえ、完全な自己満足で、スマホの中にだけ残っている状態です」



RN キシリトールが作った楽曲は全部で15〜20曲!



R-指定先生「すごいな! ちょっと俺の代わりに書いてくれ(笑)」



あしざわ教頭「(笑)」



とーやま校長「それじゃあキシリトール、R-指定先生にラップ聴いてもらおうか!」



キシリトール「お願いします!」



とーやま校長「改めまして、RN キシリトール が作ったラップ! R-指定先生から出された、今月のテーマは…!」



R-指定先生「高校デビュー!」




キシリトール「高校デビュー」





あしざわ教頭「続きがきになるよ!」



R-指定先生「完成してるなあ〜」



とーやま校長「思わず笑い声が漏れたR先生ですけど…」



R-指定先生「素晴らしいです!」



キシリトール「ありがとうございます!」



SCHOOL OF LOCK!



R-指定先生「DOTAMAさん好きなだけあって、その匂いも感じるんですけど、声質はMOROHAのアフロさんに近いような…」



あしざわ教頭「確かにそうですね」



R-指定先生「それが合わさって、すごくオリジナルな感じになっているな、と思いました。でも、この感じのスタイルを10代で使いこなすのってすごい難しいんですよね。韻を踏んだり、リズムをつけてカッコ良くするんじゃなく、このスタイルって全部言葉が聴き取れるし、しゃべり言葉みたいに乗せていくから相当中身が面白くなかったら成立しないんですよ。でも、その中身が面白いから成立している。素晴らしいと思います!」



キシリトール「ありがとうございます!」



R-指定先生「だって、普通に喋るだけやったら最後まで聴いていられないと思うんですよね。でも、DOTAMAさんとかがなぜカッコいいのかって、言う言葉が面白いから普通に喋っていても最後まで聴いてしまう。途中で入る『あ、えーと、あ、そのー……』『話せない…』みたいにしっかり振ってバッと落とすところとか、『高校デビュー』と『相当ドS』とかで綺麗に韻も踏んだりしているんですよね」



とーやま校長『高校デビュー できない 女子からの視線が刺さって 学祭でラップしまーすって思わず宣言してしまったことが黒歴史に刻まれることはまだ知る由も無い…』っていうのは、創作なの? 実体験なの?」



キシリトール実体験ですね! 基本的に実体験をもとにして作っているんですけど、当時高校1年生の冬にフリースタイルを初めて、バトルとかサイファーを友達とやったんですけど、やっぱり人脈を増やしていきたいって思って『学祭でラップします!』って言っちゃったんです」



とーやま校長「まさに歌の通りだね」



キシリトール「で、最初は盛り上がったんですけど、ラップってみんな知っているわけじゃ無いじゃないですか。トーナメントが上がるごとにだんだん観客が減っていき…」



とーやま校長「普通は逆だけどね」



R-指定先生「プロ同士のやとそうなんやけど、高校生同士やと観ている側は何が起こっているか分からないし、それがどんどん進んでいくと…(笑)」



あしざわ教頭「ああ〜怖いよお〜(笑)」



SCHOOL OF LOCK!



とーやま校長「じゃあ、自分としてはあまり思い出したくないことになってしまっている?」



キシリトール「そうですね。恥ずかしいです(笑)」



R-指定先生「これはね、絶対にいい経験になります。なぜなら、俺も文化祭でラップして、すっごい空気になったから(笑)あまり学校で人気者でもない知らん奴が急に舞台に上がってきて、みんなの前でラップしたので“え? 何あれ?”って感じになったので、全然大丈夫ですよ!」



とーやま校長「実際に、高校デビューっていうテーマを聞いたときはどんなこと思った?」



キシリトール「あ、これ俺にピッタリだなって思いました!」



とーやま校長「そうだよね! そのまま歌えばいいんだもんね。せっかくだから、R-指定先生に聞きたいことあったら聞いてみよう!」



キシリトール「フリートラックを使って曲を作っているんですけど、オリジナルトラックを作ってくれるトラックメーカーさんと出会ったことがなくて。どうやって出会うのかな? と思ってTwitterとかで探しても、基準があまり分からなくて、どうやったらトラックメーカーさんと出会うことができるのか聞きたいです!」



SCHOOL OF LOCK!



R-指定先生「これは、俺も最初すごい大変だった! 俺もラップする仲間ができて、”やった! みんなで曲作りたい!”ってなったんやけど、そこにトラック作れる人がおらんのよ。

トラック作れる人がおったりしたらすごい重宝されて、その人らと一緒に作るんですけど、自分とドンピシャにハマるトラックの人ってなかなか出会えない。自分でラップでその人のトラックに合わせにいくことは出来るんですけど…。そういう意味で俺は今、相方がDJ松永で、トラックも全部DJ松永が作っているんです。

自分の感性に合うトラックメーカーと出会うのに、14歳で歌詞を書き始めて、松永さんと出会ったのが18歳で、一緒にやり出そうって言ったのが20なんぼで…。相当時間が経ってから自分専属のトラックメーカーや相棒ができたんです。

簡単に見つけるのは難しいのかなと思うし、俺も松永さんと出会うまでは『自分には、エミネムでいうところのドクター・ドレーがいない。だから、まずラップで自分がすごくなって、”このトラック使ってください!”っていろんなトラックメーカーに言われるくらいになってやろう!』 みたいに思ってたんです。だから、急いで見つけようとしなくてもいいというか、それこそフリートラックでキシリトールがめちゃくちゃかっこいいラップを作りまくったり、誰かの曲のインストを本人よりもかっこいいラップしてやろう!くらいの気持ちで色々やりまくって、自分の名前を売ればいろんなトラックメーカーから”俺のトラック使ってくれ!”って言ってもらえると思うし、そうやって頑張るのも一つの手かな?」



キシリトール「わかりました!」



とーやま校長「今のR先生の言葉でちょっと見えたものあったんじゃない?」



キシリトール「そうですね。まずは自分が輝かないと…って感じですよね」



R-指定先生「まだボイスメモに録音したやつって世に出したりはしていないですよね?」



キシリトール「してないですね」



R-指定先生「それを世に出すだけでもだいぶ変わると思うんです! 自分でボイスメモで録音したラップとかがめちゃくちゃイケてたら、誰か見ている人が食いつくかもしれへんし…。逆に、ちゃんとした録音機材じゃなくてボイスメモでめっちゃ上手いラッパーが出てきたら、すごい話題にはなると思う!」



あしざわ教頭「自分の才能を示していかないといけないってことですね」



北海道 RN キシリトール! かっこいいラップを聴かせてくれてどうもありがとう!

これからもキシリトールの成長を見守っているよ!





そして、先月からはじまった新たなプロジェクト!

「自分解放宣言〜DTラップクルー〜」!

“ラップDT”の生徒で、わが校のラップのクルーを結成するというプロジェクトですが…

昨日、募集を締め切りました!

応募してくれたラップDTの生徒たち、どうもありがとう!



これからDTラップクルーのメンバーを選考する!

そして、来週から4週に渡り、この授業でメンバーを発表していく!



ということで、6月はラップの募集はありません。

7月からまた募集するので、新たなテーマとトラックの発表を待っていて下さい!



「スカパー!校内放送ラッパーズ」は、来週金曜日に再び開講!

R-指定先生、今夜もありがとうございました!



SCHOOL OF LOCK!

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