くるり先生が会場に到着すると、その瞬間、閃光アーティストたちの顔色がさっと変わる。小動物が自分より大きな肉食動物を見つけた瞬間のように。(笑)
くるり先生は2ピースバンドである。だから、いつもサポートメンバーがいて、ここ数年のライブではドラムのボボさんを加え3人でまわることが多かったのだけど、今回はドラムのボボさんの他にサポートギターとしてフジファブリックの山内総一郎さんが加わっていた。(とーやま校長と私は、昨年フジフジ富士Qで感動の涙を流した思い出があるので、山内さんと挨拶したときに鼻血が出るほど興奮したことは言うまでもない)
どの会場でも、まずは2組のバンドメンバーが向かい合って挨拶する。閃光アーティストたちが1人ずつ自己紹介すると、くるり先生も「ギターボーカルのボボです。ドラムの佐藤です。サポートギターの岸田です。ダンサーの山内です」といった具合にめちゃくちゃな自己紹介し、ふざけ出す。そんな風にして、緊張のあまり萎縮する後輩たちを笑わせ、さりげなく場を和ませてくれる。
時には、北海道からはるばる大阪の地へ乗り込んできたTHE★米騒動のことを想い、岸田先生が「昨日、京都の実家に帰ったから、昔バイトしてた和菓子屋さんで買うてきたお土産をもってきたで」と言って、わざわざTHE★米騒動の楽屋まで挨拶に来てくれたという一幕も。 |